心が折れたので焼鳥〜ALL BLUE ハノイ
ハノイでぼちぼちで暮らしつつも、いろいろ疲れて気力がなくなることもある。
仕事で疲れたとき、家のトラブルがあったとき、何もないけどなんか楽しいことをしたいとき。
そんなときは、夫と子どもと一家3人で、外でおいしいご飯(という名の外飲み)。
この日は、子どものリクエストを採用し、ハノイの日本街リンランへと旅立った。
自分を信じて暗い路地を突き進め
ALL BLUEへ行くには、日本食材店あくるひ(70 Linh Lang)でタクシーを降りる。
そのまま、リンラン通りを渡らずに、リンラン市場の方へ向かって行くと、最初の路地にこんな看板が出ている。
「飲み放題 999円」
日本円表記が新鮮。20万ドンってこと?
(ドンにしないと価格感がピンとこない、もうすぐハノイ5年目。)
路地に背を向ければ、リンラン通りを挟んで向かい側は、こんな感じ。
なかなかのローカル感漂うこの路地を、
先の方にかすかに見える、赤い光をたよりに、進んで行くと...
こんなお店と、お姉さんが出迎えてくれる。
ALL BLUE
8, Ngo 70 Linh Lang
0948 006 886(日本語でOK)
ALL BLUEのALL BLUEなところ
一切、BLUEの要素がない外観だけど...
暖簾をくぐるとすぐに出迎えてくれる、おそばマスク。
そして、麦わらの一味+α。
うん、ワ○ピースね。サ○ジ推しね。
それで、凄腕コックのサ○ジくんの憧れの海、
世界のすべての海の魚が住んでいるという、ALL BLUEなのか。
なるほどね!
...
って、ここ、焼鳥屋ですよね???
ハノイのうまいものがここにある!ってことだな...たぶん。
ちなみに、この界隈には、他にも、麦わらがいるパン屋がある。
まずは笹身炙りで一杯
ハノイに住んで、よかった&悩ましいのは、
ビールがとても安いこと。
サッポロの生ビール、一杯約225円。
サッポロはベトナムに生産工場がある、かつベトナムは酒税が安いので、ハノイの日本食店では、だいたい39k〜70kドン(約195〜350円)で、サッポロ生ビールが飲めてしまう。
- kは千=000。ベトナムドンから日本円へ大まかに換算するには、0を2つとって割る2、もしくは0を3つとって5倍する。
エムオーイ、ハイ ビアとモッ コカで。
(「すみません、ビール2つとコカコーラ1つで」の意。こんな言い方しなくても、このお店は日本語で大丈夫です。)
焼鳥は少し時間がかかるので、
まずは、笹身炙り(50kドン)で。
わさび醤油でうまーい!
紫蘇(ベトナムのは裏が紫)もムシャムシャ。
ハノイでこんな新鮮なササミが食べれるなんて...(感涙)。
価格設定が安すぎじゃないかと心配になる。
この後の肉三昧の前に、サラダも食べておこう。
All Blueサラダ(60kドン)。
見た目はフツーだけど、甘いマヨネーズ+ごまドレッシングで、フライドココナッツのアクセントがおもしろい。
最高の白レバーとジューシーな焼鳥たち
サラダをモシャモシャしつつ、待っていると...
白レバーと皮キター!
白レバーは、全く臭みがなくて、外フワッ、中は半生とろ〜りで最高!
皮も外カリッ、中ぷるっ。
ハツとぼんじりも、
外カリッ、中はふっくらジューシー。
すばらしい焼き加減。
ビアが進むね。
(酎ハイやハイボールも良心的なお値段。)
しそ巻きも最高。
せせりの食感、しその香り、梅のハーモニーがたまらない。
焼鳥は1本12k〜30kで、2本から注文可。
つくね以外は、塩のみ(たぶん)。
〆は優しいお味の鶏ラーメンで
さてさて、焼鳥はもう十分かな。
子「ねえねえ、メシはなあに?」
父&母『散々食べたでしょ!
それを言うなら、シメ!』
えーっと、シメはメシ...じゃなくて、
鶏スープラーメン(90kドン)で。
シメのために作られし、ラーメン。
麺はチープ、見た目の派手さもないけど、
旨味たっぷりなのにあっさりな鶏スープで、するすると入っていく。
焼きおにぎりの入った、鶏スープのお茶漬けもおいしい。
食事メインなら、レアな笹身と自然卵丼や、焼鳥丼もいいね。
ホールのお姉さん達の接客も気持ちよく、おかげさまで、癒された。
お店のオーナーは、日本の串焼き屋で修行した、ベトナム人のお兄さん。昨年11月にオープン。
味良し&コスパ良しで、ALL BLUEは、早くも、日本人のおじさま達の聖地になってきているけど、ベトナム人のお客さんもけっこう入っていた。
次は予約して来た方がよさそうだ。
飲食業にとって、しばらく厳しい状況だろうけど、乗り切ってほしい。