ハノイ駄日記

ベトナムの首都ハノイで、子連れで働き暮らしていた日々の雑記。

ハノイの初夏の花見散歩(バンラン開花)

ベトナムは、4/30から超貴重な4連休。

例年なら、この時期は旅行に行くんだけど、それも難しいご時世。

そんなときは、身近なものを見直そう。

ハノイには、日本ではあまり見られない植物もたくさんある。

今日は、近所をぶらぶらしながら、今咲いている花を見てみよう。

(一部、別の日の写真もあります。)

 

5月初めのハノイの気候は?

ハノイは一応ぼんやりした四季がある。

4月までは、春?だったのかな。

最高気温は26度前後、最低気温は18度前後くらいの日が続いていた。

今年は日によってはけっこう寒くて、なかなか春らしくならないと思っていた。

 

けれど、今週くらいから、太陽が出て、気温も30度近くまで上がるようになってきた。

そろそろ初夏かな。

今日はこんなお天気。大気の状況的にお散歩日和とは言い難いけど…

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週間予報によると、初夏が一瞬で過ぎ去り、灼熱の季節が来ちゃう!

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最高気温が体温超えてくるんですけど(泣)

ちなみにハノイは、これから6月にかけて、一年で一番暑くなる。

 

昼間に散歩できるのは、ここ数日で終わりだな...。

というわけで、いってきます。

 

長い期間、咲き続ける花

ハノイは四季があるといっても、冬も春も、日本よりはずっと暖かい。

なので、日本では夏の花でも、ハノイでは夏だけでなく長い期間、咲き続ける。

 

冬の間もちらほら咲いてた、ハイビスカス

暖かくなって花が増えてきた気がする。これは、八重でいっそう華やか。

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一年中咲いてる気がする、キョウチクトウ

濃いピンクの花が多い。

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薄いピンクのものは、花びらが少し縮れてる。

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キバナキョウチクトウもよく見かける。

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花は細長い。

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つる性のアマランダ。ふっくらした黄色の花。

暑い季節の方が元気な気がするけど、これもなんだかんだ一年中咲いてる気が…。

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これも、黄色の花で、長い時期咲き続ける、モクセンナ

小さな丸い花びらと葉っぱ。豆っぽい実がなる。

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季節を感じさせてくれる花

一年の大半、なんとなく咲いている花もあれば、時期が限られている花もある。

冬の終わりから春にかけて(1月末~3月)にきれいだった、フイリソシンカ(Hoa ban)

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今は、こんな謎の豆の木と化している。

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フイリソシンカよりも少し前から咲いていた、ムラサキソシンカ(Hoa Ban Đỏ)は、まだ咲き続けている。けれど、もうすぐ終わりかな。

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咲いたら夏本番の火炎樹(Hoa Phượng)は、まだ謎の豆の木。

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季節になれば、真っ赤な花が咲く。

(正しくは「ホウオウボク」らしいけど、ハノイの日本人は火炎樹って呼んでる。)

 

モクセンナ、ソシンカ、火炎樹... 

やたら、豆っぽい実がなる木が多いな、ハノイ

 

もう少し前の方がたくさん咲いていた、カエンボク

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花が10cm前後と大きいので、上から落ちてくるとびっくりする。

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カエンボクホウオウボク(火炎樹)ジャカランダは、「世界三大樹木」らしい。

カエンボク - Wikipedia

ジャカランダ以外は見れちゃう、ハノイ

 

そして、初夏になると咲き始める、プルメリア

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白をよく見るけど、この花はうっすらピンク。

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夏の始まりを告げるバンラン

そんな季節の花の中でも、日本の桜のようなポジションの花が、バンラン(Hoa Bằng Lăng)

バンランが咲き始める5月は、ベトナムでは学校の卒業を控えた時期。

そのためバンランは、「学生の花」、「友情の花」などと言われているそう。

 

毎年、バンランが咲くと、ハノイの夏が始まる。 

先週くらいは、つぼみばかりだったけど...

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今週に入ってから、ちらほら咲き始めた!

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気が早くて、すでに満開の木も少しあった。

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来週の灼熱の気温で、もっときれいに咲くかな。

薄いものから濃いものまで、紫のグラデーションが楽しみだ。

 

ここまでの花の名前は、↓こちらで調べさせてもらいました。

ハノイの花ーハノイ歴史研究会

 

庭木には南国フルーツも

花を眺めるのも楽しいけれど、大きなお宅の庭には、果物の木もけっこう植わっている。

日本なら、柿や夏ミカンやびわだと思うけど、ハノイでよく見かけるのは...

 

大きな実がなる、ジャックフルーツ

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1月末くらいから実がなり始めたかな?

今もまだ小さいけど、食べごろには実は30cm以上になる。

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歩道まで木がせり出してきてるんだけど、もし、実が落ちてきたら…(^^;)。

 

最近になって、マンゴーも、緑の実をつけ始めた。

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こっちの木は、1~3cmくらいのすごく小さい実がびっしりなっていた。

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落ちてた実。小さいけど、マンゴーの形してる。

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なんの実か、種類が判別できないものも。

これは、チャイン(ベトナムのライム)かな? 柑橘系な気がする。

丸くて緑の3cmくらいの実がなっていた。

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この木にいたっては、なんなのかさっぱり...(^^;)

表面がツルッとした、薄緑の15cmくらいの実がなっていた。

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日本は今、どんな花が咲いて、どんな実がなっている季節だったかな。

遠くには行けないけど、身近なものの「今」を見て、楽しんでいこう。

今年は、せっかく日記を書き始めたので、季節の移り変わりを観察してみようと思う。