タイ湖に蓮を見に行く~ハノイの真夏のお花見
ハノイの一番暑い時期、6月から7月に、タイ湖の蓮池などで蓮を見ることができる。
蓮の花が開くのは早朝。
毎年季節になると、行ってみたいなと思い続けて、5年目。
子どもと2人で、早朝にタイ湖の蓮池に出かけてみた。
早朝のタイ湖の蓮池へ
ふう、朝日がまぶしいね。
時刻は午前6時すぎ。すでに気温は30度近い。
日中よりはだいぶ涼しいけど、湿度が高くて、暑いなあ。
でも、来週の気温を見ていると、今日来て正解かもね。
ハノイで蓮を見られる場所はいくつかあるみたいだけど、今日はタイ湖の北の蓮池へ。
旧市街からは、タクシーで20分前後。
入口のそばでは、蓮の花束をせっせと作って売る人々。
入口のお兄さんに、1人50kドン(約250円)を支払って、中へ。
子どもの分はかからなかった。ラッキー。
蓮池はローカルな写真撮影スポット
入口すぐの屋根のある部分には、ずらっとレンタルアオザイが並んでいた。
ベトナム人マダム&ガールズがこちらで着替えて、メイク。
メイク道具、もりもり。
反対側では、おじさん達が簡易版の蓮茶を束ねていた。
蓮池の中は、通路が真ん中に一本。
そのわきに、竹の桟橋が数本伸びていて、蓮の近くで写真を撮れる。
ベトナム人のみなさまは、アオザイや民族衣装に身を包み、カメラマンを付けて、ガチの撮影会。
子連れ(女子限定)で、親子で撮影を楽しむ人々もいた。
男性陣は撮影には来ないんだね(笑)。
蓮の花を間近で楽しむ
我々も蓮を楽しむべく、空いている桟橋へ。
空いているところは、花が少ないな...。
っていうか、ピークを外しているのか、蓮の花が思ったより、少ない(泣)。
でも、間近で見ると、やっぱりきれいだね。
けっこう、ミツバチが多くて、ドキドキ。
撮影用の桟橋近くは蓮の花がある。この桟橋は一番人気だった。
外で買ったであろう、花束を持って撮影している人が多かった。
桟橋から離れると、ほとんど花がない。
なぜかと言うと...
おじさんが、小舟で蓮の花を収穫していた。
おじさん、うちの子に、白い蓮を一本くれた!
収穫された蓮の花は、蓮茶を作るために使われるようだ。
蓮茶は、花の中央を取り巻く、黄色の雄しべを使って、茶葉に香りを付ける。
花びらはスパなどに卸すらしい。
花びらが散ったあとは、真ん中の部分だけが残る。
この部分が大きくなると、中には種=蓮の実が。
っていうか、だれかつまみ食いした?(笑)。
ベトナムでは、蓮の実もよく食べられている。
お土産に蓮の花束を
蓮池を楽しんで、朝食を食べたあと、数年ぶりに蓮の花束を買って帰宅。
蓮の花束は、花を葉で束ねるのがスタイル。
子どもの希望で、白を買ってみた。70kドン(約350円)。
(ピンクは100kドン(約500円)だった。)
蓮の花束は、長い。全長80cmくらい。
茎の部分は、けっこうとげがある。
そのまま持つと痛いので、お店の人が、茎の部分にも蓮の葉を巻いてくれた。
うちの唯一無二の花瓶は、小さい。
このままでは生けられないので、茎をがっつりカット。
茎の断面は、蓮根と同じ形!
蓮は水揚げが悪い。水揚げ専用の道具があるみたいだけど、うちにはない。
せめてもと思い、茎をシャワータイプの水道に密着させて、水を勢いよく流し入れてみた。
花瓶に入れて、少ししたら、ふわっと花が開いた。
ピンクが定番だけど、白もいいね。
真夏のお花見はやっぱり暑かったけど、住んでいる街で観光気分を味わえてよかった。
この蓮の花束は、買った時から花が少し開いていたので、日持ちするかはわからないけど、少しでも長く楽しめるといいな。
↓ランキング参加中。クリックしてくれるとうれしいです。