ベトナムで3か月ぶりの新規感染~新型コロナの動向とハノイの我が家(7/30)
ベトナムでは、4月中旬以降の約3か月、市中感染ゼロが続いていた。
けれど、7/25、ベトナム中部のダナン市で、新型コロナの市中感染が確認された。
7/25から7/30朝までに発表された新規感染者は、43人。
現状と我が家にとって影響のあることを、おおまかに書いてみる。
※インパクトがあったことを抜粋して書いています。全てかつ正確な最新情報は、在ベトナム日本国大使館や外務省 海外安全ホームページなどのWebサイトでご確認お願いします。
ダナンと周辺の現状(7/30昼時点)
3か月ぶりの市中感染で、感染経路はわかっていない。
7/25に市中感染が確認されたのち、7/28から、ダナン市は14日間の社会隔離措置となった。
不要不急の外出は制限され、タクシーやバスも停止。
7/30の午後からは、飲食店がデリバリーも含めて、停止。
相変わらず、早い。そして、厳しい。
そして、これから1万人を対象にPCR検査が実施される予定とのこと。
ベトナムは今、夏休みシーズン。
世界的なビーチリゾートのダナンには、ベトナム各地から、多くの観光客が訪れていた。
うちの職場のベトナム人スタッフも、6月にダナンに行ってきた人が多数。
ベトナム保健省は、ダナン市で感染者が立ち寄った場所を公開。
(画像は少し古い情報)
そこへ行った人に対して、各地域の保健センター等へ連絡の上、自宅隔離を行うことを要請している。
また、7/1から7/29の間にダナン市を訪れた人に対して、情報提供と医療申告などを呼びかけている。
ここ数日で、ダナンだけでなく、ハノイやホーチミンでも、市中感染が確認された。
しばらく人混みは避けようと思うとともに、今後、また、ハノイでも社会隔離が実施されるのでは?と懸念している。
外国人のベトナムへの入国はまた厳しい状況に
ベトナムは3/22から外国人の入国を停止。
現状は、外交官・政府関係、高度技術者、専門家に限って、入国を許可されている。
日本からベトナムへの定期便は、今は飛んでいない。
6月末に特別便で、日本から440人のビジネスマンが特例入国した。
韓国、ロシアなど、他の国からも、特例入国で人が入ってきている。
そして、密入国者が増えているという報道や、特例入国者の中に特例の基準に満たない人が多く含まれているとの報道も。
3ヶ月ぶりの市中感染で、感染経路がわかっていないこともあり、感染のもとは海外からの入国者では?という雰囲気はある。
正規で入国した人達は14日間の隔離措置を受けているんだけど。
特例入国の外国人専門家に対しては、8/5から、渡航前のPCR検査が義務付けられることになった。
日本だけの話で言えば、8月は日本からベトナムへのJALの定期便が運行される予定だったけれど、なくなった。
海外からベトナムへの入国は、少しずつできるようになってきたと思ったけど、またハードルが上がった。
仕方ないことだけど、「一時」帰国は、また遠のいたな...。
我が家が遭遇したできごと
ダナンでの市中感染が発覚した直後の7/26の夜、我が家に公安(警察)の人がやってきて、最近ダナンへ行ってないか、確認された。
ただ、ベトナム語オンリーの人で、意思疎通がうまくできないとあきらめてたけど。
外国人だらけのレジデンスなのに、あのあと、無事に状況確認できたんだろうか...。
その後、Grabの車で、「Japanese?」と確認された。
車に乗って、少し走ってからだった。
我が家がJapaneseだと答えると、
ドライバーのおじさんは、めずらしく(超片言だけど)英語で話しかけてきた。
どうやら、
C国の人だったら、乗せたくない。
他のタクシードライバーもそう言ってる。
C国(の密入国者)がコロナをSpreadしてるんだ。
とのこと。
日本語のニュースサイトでも、ベトナム政府が、ベトナムへの密入者が増えていることと、新型コロナとの関連を懸念している、と報道があった。
地元ベトナム人の間では、もっと率直に、密入国者のせいだ、って雰囲気が強いのかもしれない。
わからないままは怖いから、誰かのせいにして、少しでも気持ちの落としどころがほしいのは、よくわかるけど...。
自分は日本人だから!って思ってしまう自分にも凹む。
なんにせよ、東アジア人にとっては、またしばらくは、ベトナムで、過ごしづらい雰囲気があるかもしれない。
手洗いうがいにマスクしつつ、冷静に対応できたらと思う。
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