ベトナム暮らしを楽しくする本と情報誌
日本とは状況が異なる海外で暮らすにあたって、知っておきたい情報はいろいろある。
周りに在住邦人が多い場合は、タクシーの乗り方、病院、日本食店など、日本人にとって大事な情報を直接教えてもらえるだろう。
けれど、住む場所によっては、周りに気軽に聞ける人がいないことだってある。
今日は、そんなときに便利な、本や情報誌について書いてみる。
日本から持参したい本やガイドブック
まずは、日本で入手できて、多くの駐在家庭にありそうなものについて。
「旅の指さし会話帳」は必携
英語は観光地や外国人の多いレストランでは通じるけど、普通の街の人々はほぼ英語を話さない。
この一冊を持っていると、いざというとき助かるだろう。
...私の指さし会話帳、ぼろぼろだな(^^;)。
ベトナム語は発音が難しく、カナカナ読みすると、ほぼ通じない。
この本は、わかりやすいイラストと言葉が併記されているので、指さして伝えることができる。
呼びかけ・発音、あいさつ、買い物、数字と単位...などなど、見開きでシチュエーションごとに言葉がまとまっていて、とても使いやすい。
簡単なベトナム語だけ覚えたい人にもお勧め。
旅行ガイドブックはあると元気が出る
まずはベトナムの基本情報を把握するために、ベトナム全土のガイドブックを買う人は多いだろう。
それに加えて、地域別のガイドブックもあると、普段の街歩きや、余暇が楽しくなる。
荷物に余裕があれば、近隣の街や国のガイドブックもぜひ。
ベトナムからは、飛行機で1〜3時間で気軽に行ける旅行先がいっぱいある。
個人的には紙の本の方が読みやすいと思うけど、今の時代なら、電子書籍でどこからでも買えるから便利だね。
特に、dマガジン(月額400円で人気雑誌が読み放題)は、実はガイドブックも多数読み放題なので、お勧め。(「ムック本」のジャンルに有り。)
ベトナムの文化や風習についての本も
ベトナムについての本は、ガイドブック以外にもいろいろ出版されている。
経済の話、旅行記、食の話...
(「ハノイご飯」の本だけ、ハノイで数年前に買ったものだけど。)
自分の興味のあるジャンルから、ベトナムを知っていくのも楽しいだろう。
そして、ベトナム暮らしにもやもやしているときには、他の人の視点からベトナムを見ることで、気持ちが変わることも。
ベトナムで入手できる情報誌など
ベトナムでも日本人向けに出版されている情報誌がいくつかある。
「ハノイガイド」は日本婦人の口コミがつまってる
これはハノイ限定情報だけど、ハノイ日本婦人会が毎年発行している、ハノイガイドはお勧め。
1冊40kドン(約200円)で頒布されている。
ハノイ暮らしを便利に楽しくする情報でいっぱい。
幼稚園や学校、病院、主要レジデンス 、レストラン、クリーニング、旧市街の専門店、SMSで依頼する訪問ネイルや訪問テイラーなど、多種多様な情報がつまっている。
年々厚みを増す、冊子。
中綴じ製本の限界が来そう。
中は白黒の文字主体で写真はなし。
お店や施設の名前、住所、電話番号に加えて、特徴が手短に掲載されている。
例えばレストランの特徴なら、おいしいメニューや、個室・デリバリー・日本語メニューの有無など、短いながらも濃い。
婦人会の会員以外でも、「ハノイ商店」などで購入できるので、ハノイ暮らしのお供にぜひ。
月刊Sketchはお店情報がたっぷり
ベトナムでとてもメジャーな日系フリーペーパー、月刊Sketch(スケッチ)。
フルカラーで分厚く、とてもフリーペーパーとは思えない。
巻頭の9ページほどの特集が雑誌っぽい。
ベトナムならではのネタもあれば、ベトナムだけどインド料理レストラン特集とかもあったりする。
あとは、地域別のお店情報(広告)と、コラム、サークル情報など。
読み物として楽しみつつ、新しいお店、プロモーション中のお店を探せる。
ベトナムスケッチ「Vietnam Sketch」 | ベトナム情報ウェブマガジン
月刊L.I.Vは特集がアツい
比較的新しい、2015年創刊の日系フリーペーパー、月刊L.I.V(リブ)。
厚さはこれくらい。気付いたら、2020年から左開きになっていた。
巻頭特集が、いい意味でひねりがきいていて、楽しい。
上の写真のものだけでも、ベトナム検定、ビアホイ道、心霊スポットなど、思わず保管したくなる。
お店の情報も、他のフリーペーパーと違うところが広告を出している場合もあって、要チェック。
L.I.V (Live in Vietnam) | べトナム在住者向け生活情報誌 リブベトナム liv vietnam
Vetterは太っ腹の無料ガイドブックまで
日系フリーペーパーのど定番といえば、週刊Vetter(ベッター)。
...なんだけど、ここでは、Vetterが年に一回発行している、無料のガイドブックについて。
この厚みを見よ!
年々厚くなっていくなと思っていたら、2019年から、ビジネスとレストランとで冊子がわかれた。
フルカラーで、文章だけでなく、写真や図表もたっぷりで、読み応え満点。
2020年版は、
- ビジネスガイドブックは、商習慣や不動産情報だけでなく、ベトナムの文化や生活に役立つ情報も。巻末の「ベトナムで買える市販薬」は写真付きで便利!
- レストランハンドブックは、約260Pのうち、約100Pはハノイとホーチミンの日系レストラン情報、残りの約160Pはローカルフードのお店の紹介という異色のガイド。
ベトナム在住者だけでなく、ベトナム好きにも楽しい情報でいっぱいなので、ベトナムで見かけたら即・ゲットで!
Vetter | ベトナム在住日本人向けメディア | ベトナムの現地最新情報を配信中
おわりに
幸い、ベトナムについては、日本語の情報が豊富。
もちろん、本の中の情報だけがベトナムのすべてではない。
けれど、これらの書籍や情報誌には、暮らしを楽しくしたり、海外生活の不安を和らげてくれる情報もたくさん。
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