ハノイの名店、フォー・ザー・チュエンで念願の朝食を
ベトナム料理といえばの、フォー。
フォーはベトナム北部のハノイが発祥といわれ、ハノイには、フォーボー(牛肉のフォー)とフォーガー(鶏肉のフォー)の専門店がたくさん。
フォーの具は、お肉のほかは、青ネギやパクチーなどの香草が少し。
仕事の休みをもらった平日、ずっと気になっていた、ハノイのフォーボーの超人気店「フォー・ザー・チュエン」(Pho Gia Truyen)に、初めて行ってみた。(在住5年目...。)
旧市街西のフォー・ザー・チュエン(49 Bat Dan)へ
フォー・ザー・チュエン(Pho Gia Truyen)は、ハノイの旧市街の西側。ハンザ市場の近く。
ホアンキエム湖の北の広場からは、徒歩10分弱。
行列の絶えない、フォーボー(牛肉のフォー)の専門店。
お昼は営業しておらず、毎日、
- 朝は6:00〜10:00
- 夜は18:00〜20:30
ただし、スープがなくなると、時間前に店じまいすることも。
...という情報を事前に知りながら、出遅れた(^^;)。
Grabの到着予定時刻は、朝の部の終了間際の9時半...。
あちこちで朝ごはんを食べる人々を横目に、車で向かう。
もし、フォー・ザー・チュエンが売り切れでも、選択肢はいっぱいあるね★
と、自分に言い聞かせつつ、向かっていくと...
間に合ったー!
平日の9時半なのに、混んでるなあ。
まずは注文
お店についたら最初に、店頭のカウンターで、注文と支払いをして、できあがりを待つ。
メインはフォーボーのみ。お肉違いで3種。
お肉は、スープをかけて火を通す半生(しゃぶしゃぶくらい)と、あらかじめ柔らかく茹でたもの。
- Tai Nam(タイ・ナム)は、半生と茹でたバラ肉と2種乗せ。60kドン(約300円)。
- Tai(タイ)は、半生の肉。55kドン(約275円)。
- Chin(チン)は、茹でた肉。50kドン(約250円)。
トッピングは、メニューにもあるTrung Ga(チュン・ガー)こと生卵と、定番の揚げパン(写真の右側)。
自分の分を待ちながら、カウンターの様子を見学。
おばさんが、茹でたブロック肉を、大きな包丁で薄切りにしていく。
切ったお肉を、フォーの麺が入れられた丼へ。
生のお肉や香草も乗せて、
上から、スープを注げば出来上がり。
なみなみ入ったフォーの丼を持って、空いてる席へ。
閉店間際のはずなのに、大盛況。
いざ、実食!
せっかくなので、両方乗せのTai Nam(タイ・ナム)に。
牛肉もりもり!
お箸をペーパーで、軽くふいてから、
いただきまーす!
ああ、やさしい。
柔らかく滑らかなフォーに、牛肉の旨味たっぷりだけどあっさり味のスープが絡み、香草がふわっと香る。
フォーって、こういう食べ物だったのか。
フォーは何度か食べたことはある。
でも、コシのないフォーの麺自体のおいしさが、いま初めてわかった。
茹でた方のお肉は、ほろほろ柔らか。
でも、ちゃんと旨味も残ってる。
ネギが合うね〜。
半生の方のお肉は、しっとり柔らか。
「半生」と書いてるけど、ローストビーフ以上しゃぶしゃぶ未満くらい。
このお肉から追い出汁が出てるね。
香草は青ネギ(アサツキ?)メインで、細かく切ったパクチーに、ミントも少し。
他にも入ってるのかもだけど、わからない(^^;)。
強すぎない、香りのハーモニーがいい感じ。
ああ、沁みるなあ。
あっさり味をおいしく食べていたけれど、量がけっこう多いので、味を変えたくなってきた。
周りの人も入れていた、チリソースを投入。
けっこう、辛い!
酸味はなくて、豆板醤っぽい風味。
最後まで、おいしゅうございました。
おわりに
フォー・ザー・チュエンでは、ハノイの人々が愛する、おいしいフォーボーが食べられた。
数々のガイドブックでも推されている理由が、よくわかった!
もう一つの超有名店、フォー・ティン(Pho Thin)は、ガツンとパンチのある味。
どちらのお店もおいしいけれど、フォー・ザー・チュエン(Pho Gia Tuyen)は、王道のフォーのおいしさだと思う。
さて、朝ごはんを食べて、時刻はまだ10時。
せっかくだから、ここから旧市街のにぎやかな通りを散歩しよう。
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