ベトナム・ハノイの雨季〜2020年夏の気候を個人の体感で振り返り
ベトナムといえば、南国のイメージだと思うけど、北部のハノイには、ぼんやりした四季がある。
一年の半分くらいは夏だけど。
ハノイの気候について、一般的に言われていることと、今年の私の体感について書いてみる。
※個人の体感なので、異論はあると思います。ご参考までに。
ハノイの乾季/雨季、四季
ハノイの気候について、一般的に言われているのは...
乾季と雨季
個人的には、ここまでパッキリかな?って気がするけれど、2つの時季にわかれる。
- 乾季:11月〜4月
- 雨季:5月〜10月
ただし、乾季でも日本よりは湿度が高く、からっとしているとは言い難い。
そして、特に12月〜2月の冬場は曇天が多い。
四季
日本よりもずっとぼんやりしているけど、ハノイには四季がある。
乾季と雨季の変わり目に、一瞬、春と秋。
- 春:3月〜4月
- 夏:5月〜10月(6月〜8月は猛烈に暑い)
- 秋:11月
- 冬:12月〜2月(1月中旬〜2月頭が特に寒い)
暑い時季は大気が比較的きれいで、寒い時季ほど大気汚染がひどくなる傾向。
以下は、個人の体感で書いていく。
ハノイの「雨季」って実際は?
5月〜10月は雨季と言われているけれど、ずっと雨が続くわけではない。
時季でいえば、8月は雨の日が多めかな。
時間帯でいえば、夕方にどばっとまとめてスコールが降ることが多い。
雨の日や雨の時間は限られているので、日本の梅雨の時季のように、傘をさして、雨靴履いて活動する機会は少ない。
安いから、気軽にタクシーに乗れるし。
バイクの人なら、雨合羽。
雨の振り方も、霧雨またはスコールが多いので、傘の効果を実感しづらいのもある。
雨季にハノイに短期滞在(旅行や出張)する場合、気候だけを考えれば、暑さもそれほどではなく、雨もそこまで多くない、5月か10月がお勧め。
乾季を含めてでも、ハノイのベストシーズンは、11月、10月、5月かな。
乾季は降水量が少なめだけど、曇天続きで大気汚染がひどいときも多い(^^;)
大気汚染がなければ、冬と言っても日本ほどは寒くないので、街歩きはしやすいんだけど。
ハノイの2020年の雨季/夏の印象
ハノイでは、5月から10月までは、真夏の服装+冷房対策に薄手の長袖が1枚あれば暮らせる。
短期滞在なら、荷物は少なくて済む時季。
2020年を振り返ってみると...
5月は、初夏といった感じで、晴れ間も多く、空気もわりときれいで気持ちよかった。
4月くらいまでは曇天が多く、暖かいのと寒いのとを行ったり来たりだったので、5月になって季節ががらっと変わった印象。
日本のGW明けくらいから、屋外プールで泳げるような日も出てきた。
6月は、一年で一番暑い。
毎日、気温は40度近く(体感温度は50度近く)なり、とても、昼間に外で活動できる感じじゃない。
夜でも気温が30度以上なことも。
日本から来ると気温差もあって、死ぬほど暑く感じるだろうけど、蓮とライチと火炎樹を楽しみたいなら、この時期。
7月もまだまだ暑い。
身体が猛烈な暑さに慣れてくるとともに、長すぎる夏にげんなり。
体温超えの38度前後の日がつづく...。
36度(体感温度45度)は、外で息をするのも苦しい。
8月に入ると、30度前後の日も出てきて、ほっと一息。
まあ、気温が下がるのは、雨の日が増えるからだけど。
今年は、30度前後の週と、35度前後の週を交互に繰り返しながら、少しずつ気温が下がっていった印象。
30度前後だと、屋外プールは、寒く感じることも。
9月は、何日かおきに雨が降ったりやんだりだけど、一日中降り続くことはまれ。
気温は、だいたい30度前後に。
昼間は暑いけど、散歩できなくはない時季。
まだこれからだけど、
10月には少しずつ秋の気配になるだろう。
朝晩はひんやりして過ごしやすい日も出てくる。
例年なら、10月末のハノイ日本祭りが終わると、本格的に秋になる。
(日本祭りの写真は2018年のもの。今年はやらないかな?)
平均気温からは見えない、ハノイのえげつない気温差
ハノイに滞在する場合、旅行のガイドブックやWebサイトなどで、平均気温を調べると思う。
そこから見えてくる数値だと、暑いときで平均最高気温33度、寒いときで平均最低気温13度くらい。
それほどは、暑くも寒くもないように見えるだろう。
けれど、ハノイで実際に暮らしていて感じるのは、気温差がとにかく激しいこと。
寒い時期は、日毎の最低気温と最高気温の寒暖差が大きい。
12月とか、日によって、半袖で過ごせたり、ガッツリ冬服が必要だったりする。
雨季の暑い時期は、これまで書いたように、暑いときは38度前後の日が長く続いて、合間に30度前後の日が数日入ったりする。
その結果、平均をとると、最高気温33度に。
年間を通して、週単位や、2〜3日単位で気温が乱高下することもめずらしくない。
雨季と乾季の変わり目はとくに激しいかな。
2020年の4月下旬には、こんな週があった。
同じ週で、最高気温32度からの、最低気温16度は、体感としてかなりキツかった(泣)。
また、天気アプリを見ていると、年間を通して、日本よりも、ハノイの方が気温と体感温度の差が激しく、体感温度の方がまさしく「体感」に近い。
世界にはもっと気温差の激しい地域もあると思うけど、ハノイも数字の見た目よりは気温差が激しいよってこと。
ハノイを訪れる際はぜひ、
- 直前の天気予報で気温と「体感温度」をチェック!
- 6月〜9月なら真夏の服装でいけるけど、他の時期は体温調節しやすい重ね着で。
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