テト前の風物詩＠ハノイのお店やスーパー
2021年の旧正月の元日は2/12。
1月に入って、街のお店もテトの気配が色濃くなってきた。
ハノイのお店で最近見た光景について、徒然に書いてみる。
赤と黄が主役のテト飾り
日本でもお正月飾りがあるように、ベトナムでもテトのための飾りがいろいろある。
12月にクリスマスグッズを売っていたお店の軒先には、テト飾りが出始めた。
テーマカラーは赤と黄（金）。
ベトナムの国旗と同じ色だね。
イオン・ハドンのコーナンでも、ずらっと、テト飾りコーナーが出現。
大小いろいろ。
一個100円しないものもあって、欲しい気がしてくる。
けれど、何をどこに飾るのが良いのか、知らない(^^;)。
花の飾りは、ピンクと黄色。
テトに飾る花は、地域で異なる。
ハノイなど北の方は、ピンクや赤の桃（ホアダオ）。
ホーチミンなど南の方は、黄色のホアマイ。意味は「梅」だけど、梅とは別の花。南部の常夏の気候では、桃も梅も育たないらしい。
ダナン など中部はどっちなんだろう？
イオン・ハドンの本屋、FAHASAの店頭の飾りは、黄色のホアマイだった。
イオン・ロンビエンの方のFAHASAは、ピンクの桃。
ロッテのスーパーにも、テト飾りコーナー。
店内のあちこちが、桃とホアマイで飾られて、華やか。
テト向けセールの島には、桃の飾り。
早く本物の花も見たいなあ。
もう少しすると、マンションのロビーなどには、本物の桃の樹が飾られる。
2021干支の水牛もあちこちに
ベトナムにも干支がある。
2021年の丑は、ベトナムでは水牛。
カレンダーには、財運をがっつり運んできそうな水牛達。
こちらは、鮮やかな青の水牛。
ロッテのスーパーの入口には、アオザイ姿の水牛くん。
テト飾りも、もちろん水牛のものも。
テイストもいろいろ。
箱ティッシュだって、赤に黄色に水牛のテトパッケージ。
こちらは、三角の8Pチーズ。元から牛のキャラクターだけど...
テト仕様、ぬいぐるみ付きのスペシャルパック！
いつもの笑顔全開の牛も、チーズのピアスでおしゃれしてるね。
そして、福全開の金ピカの神様×水牛。
神様はPhật Di Lặc（ファッ・ジー・ラック）かな？
こちらは、1.5リットルのワインとセットになっております。
もし、これを贈り物でもらったら、横の金ピカの方々。このあとどうしよう...(^^;)。
ベトナムもお歳暮があります
日本と同じく、ベトナムでは、お世話になった人に、テト前に贈り物をする習慣がある。
お菓子や、お酒や、調味料や、いろいろな食料品の詰め合わせなど。
特設の島だけでは置き場が足りず、棚の上にもずらり。
イオンの日本食材コーナーの棚の上にも、こんなに。
飲み物のケースもテトパッケージに。
中の缶も、テト仕様。
ビアのケースももちろんテトパッケージ。
このまま贈り物にできます。（大歓迎！）
ビアハノイは、毎年、プルタブにラッキードロー付き。
金のインゴットに、車まで！
カムリが3台！どれくらいの確率で当たるんだろうね。
テト仕様のキットカットでも、金のインゴットのイラストが！
当たりは金がもらえるってこと？
夢があるなあ。
テトはアオザイ着て、お年玉もらって、親族で団らん
普段は、店員さんやホテルの人を除けば、着ている人はいない。けれど、テトには着るようだ。
イオンでは、アオザイがずらり。
子供用。
大人用。
オーダメイドのお店もたくさんあるけれど、スーパーでは約1,300円から約2,000円までのお手頃なものがたくさん並んでいた。
ベトナムにもお年玉の習慣がある。
ベトナムのお札は10kドン（約50円）以上はプラスチック紙なので、お年玉袋は、折り曲げずに入れられるものが多い。
子供だけでなく、成人した子から親にあげたり、メイドさんなどにもあげたりもする。
テトは故郷で、親族で集まってごちそうを食べる。
お菓子やドライフルーツなど、お茶請けもたくさん用意するようだ。
お茶請けを入れる、華やかな器も大売り出し。
イオンで見かけたものは、約450円から約1,500円までいろいろ。
クリスマスも、新暦のお正月も、このテト前の盛り上がりに比べると、ささやか。
テトはベトナム人にとって、一年で最も重要な行事。
そして、更にテトが近くなると、街はもっともっと盛り上がってくる。
道路が渋滞しまくって、タクシーはつかまらず、大変な時季でもあるけど(^^;)。
テトをベトナムで過ごしたことはないけれど、毎年、テト前のうきうきした雰囲気を感じるのは好きだ。
テト向けの花市場など、テト前の風物詩はまだあるので、見に行けたらまた日記に書きたい。
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