ベトナムの忘年会でカエルとごちそうをいただく
いつもは、チェーン店の焼肉&鍋ビュッフェでやることがほとんどだけど、先日の忘年会は久しぶりにローカルなレストランでの宴会だった。
いろんなベトナム宴会料理をいただいたので、料理の一部について、書いてみる。
ハノイの郊外のどこかで、いざ宴会
ローカルスタッフに車で連れてきてもらったので、お店の名前も住所もわからない(^^;)。
ていうか、住所がふわふわしてそう。
ハノイでも少し郊外だと、地区の名前以降の住所がはっきりしないとか、ある...。
宴会コースで予約していたようで、テーブルには食器や前菜がセットされていた。
調味料は定番の4種。
チリソースに、ヌクチャム(ヌクマムベースの甘酢だれ)。
ゴマピーナッツ塩は、おこわや野菜と。
チャイン塩は、唐辛子も少し入ってる。
チャイン(ベトナムのライム)を塩に絞って、つけだれにする。
まずは前菜
みんなが席につくと、すぐに、とろとろのカニスープがきた。
この日は寒かったので、スープでほっ。
本日のサラダは、バナナの花と豚の耳のサラダ。
バナナの花のつぼみを使った、甘酸っぱいサラダというか、和え物は定番。
更に、フルーツサラダ登場。
え?サラダばっかり?
寒いんですが...。
ふと、隣のテーブルを見ると...
あれ、違うの来てる?!
「いろいろ食べたいから、テーブルごとに違うコースにしました!」
斬新だな(^^;)。
(ベトナムでよくあるやり方ではなく、うちの職場が自由なだけです。)
このあと、あったかい料理も出てきて、ほっ。
定番のとうもろこし揚げ。
一粒ずつバラバラにして揚げるのが、ベトナムスタイル。
サジでがばっと食べたいけど、煮豆のごとく、箸で一粒ずつ食べる。
あったかいものと久しぶりのカエル
どんどん運ばれてくる、宴会のごちそう。
エビのビール蒸しは、レモングラスのいい香り。
おこわ、Xoi Chim。
Chimって、うずら?
上のドライな鳥肉そぼろとエシャロットが香ばしい。
ゴマピーナッツ塩で、うまし。
ナゾのゆで野菜。
味にクセはないけど、中の綿的なとこから、ゆで汁がじゅわっと出てきてなんとも不思議な気持ちに(^^;)。
熱々の唐揚げキター!
いただきまーす!
衣は、塩と香草が効いてて、ガツンと味。
氷ビアに合うー! ビアの写真ないけど。
お肉は、しっとりジューシー。
食感は鶏と魚の間くらいで、淡白な味。
はい、この唐揚げがカエルです。
Ech ran muoi(エック・ザン・ムオイ)で、カエルの塩味揚げだね。
肉はイケるけど、皮は気分的に無理(^^;)。
ベトナム人でも、皮を食べない派もいる。
隣のテーブルは、カエル感しかないカエル焼きだった。
カエル-Echはベトナムでは定番。
見た目に反して淡白な肉なので、唐揚げが一番おいしいと思った。
他のテーブルと、
「唐揚げの皿を回してくれ。」、
「皿ごとはヤダ。一個だけ!」と攻防が繰り広げられてた(^^;)。
鍋なしでは終われない
写真以外にもイカやら肉やらもりもり来て、お腹もけっこういっぱいなんだけど...
ここからの鍋登場。
うん、知ってた。
テーブルは、卓上鍋仕様になってたもんね。
米粉の生丸麺、ブン。
ブンは鍋で煮込まない。取り皿にブンを盛って、上から鍋の具材や汁をかけて食べる。
そして、脂身が黄色っぽい魚。
Lau thai ca tam。Ca tamのタイ風の鍋?
Ca tamは、調べてみたら、チョウザメだった。
隣のテーブルは、トマト蟹味スープに牛肉の鍋。
スープはブンジウクア(Bun Rieu Cua)と同じ味の系統。
そっちがよかったなあ。
更に隣は、トマト蟹味スープに大タニシの鍋。
ハノイ民はタニシ大好き。
この鍋が一番人気で、他のテーブルからも取り皿を回しまくってた。
全部、これにすればよかったんじゃね(^^;)。
うちのテーブルも鍋開始。
まずは、ごっつい揚げ湯葉をぐつぐつ。
野菜とチョウザメを入れて、ひと煮立ち。
完成!
お腹はち切れそうで、野菜を一口だけもらった。
ベトナムの「タイ風」鍋は、けっこう甘めで、酸っぱ辛かった。
おわりに
ベトナムでは、食べられている肉の種類が日本より多い。
牛豚鶏以外で、これまでにローカル宴会で食べたことがあるのは、カエル、うさぎ、水牛、ヤギ、うずら、鳩、アヒル、バリケンなど。
調理法も食材も、日本人にとってはめずらしいものが多い、ベトナムの宴会。
いろいろ体験して、自分の好みに合うものを見つけたい。
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