ベトナム・ハノイのスーパーで買える食料品(生鮮食品以外)
海外で日本食を自炊して暮らすにあたって、どんなものが手に入るのか気になる、食料品や調味料。
ベトナム・ハノイには、日本製品のお店もあるけれど、日本製品は関税&送料で日本の2〜3倍の価格になる。
日本独自のもの以外は、なるべく、ローカルスーパーで入手したい!
あくまで我が家の場合だけど、ベトナム・ハノイのスーパーで調達している、主に生鮮食品以外の食料品について、書いてみる。
- お金について:20,000ドン=約100円。ベトナムドンから日本円へ大まかに換算するには、0を2つとって割る2、もしくは0を3つとって5倍で。
料理の味を左右する「油」は慎重に
ベトナム・ハノイに来て最初のころ、意外に困ったのが、サラダ油。
ベトナムでは「サラダ油」という表記のものはなく、いろんな原料の油が売っている。
1Lで約160〜300円。
ベトナム語が読めなくても、イラストでだいたいわかる。
よく見かけるのは、大豆油。
来越間もない頃、よくわからずに大豆入りのブレンドオイルを買ったら、匂いが独特で好みに合わなかった。
「サラダ油」って、いったい何の油なのさ?!
→菜種、とうもころし、ひまわり、米、大豆、紅花などなど。ブレンドされてるものも多い。
「サラダ油」の代用を求めるなら、菜種油。
右の米油も栄養豊富らしいし、いいかもね。
我が家はひまわり油を愛用。
くせがなくて、さらっとしてて、おいしい。
単一原料じゃない、ブレンドオイルもたくさん売られている。
大豆入りのブレンドオイルは安いけれど、大豆の存在感はけっこう強いので、お好みで。
ごま油は、ベトナム製品と韓国製品は、普通のスーパーで買える。
けれど、香りが弱い気がして、我が家では日本製品を愛用。
オリーブオイルは、ヨーロッパからの輸入品がほとんど。
普通のスーパーで買えるけど、日本で買うより高い。
写真の赤い値札のもので、500mLで約680円。
粉の類はアジアの輸入品が使いやすい
小麦粉は、我が家ではシンガポール製品のこのシリーズを愛用。
日本よりも高め。1kgで400円前後。
でも、このシリーズは、薄力粉-Plain flour、強力粉-Bread flour、製菓用のキメの細かい薄力粉-Cake flourと、選びやすい。
Self raising flourはたぶんベーキングパウダー入り。
ベトナム製品でよく見る小麦粉は、これ。
500gで約60円とお安い。
ホームベーカリーで食パンに使ったら、なんとなく焼き上がりが重いので、最近はシンガポール製品に乗り換えた。
小麦粉は、K-marketなど韓国系スーパーで探すのも有り。
粉の種類がわかりやすく、日本製品よりは安い。
とろみづけには、コーンスターチでもいいけれど、日本の片栗粉ととろみの感じがちがう。
「片栗粉」って、いったい何の粉なのさ?!
→本来はカタクリの地下茎。大量生産されているものは、馬鈴薯(じゃがいも)のでんぷんがほとんど。
我が家では、タイ製品のタピオカ粉を愛用。
タピオカは、キャッサバという芋のでんぷんで、とろみの感じが片栗粉に近い。
パン粉は、韓国メーカーのこちらを愛用。
約50円と気軽に買えて、うれしい限り。
数年前は、普通のスーパーでパン粉をあまり見かけず、フードプロセッサーで、食パンから生パン粉作ってたなあ(遠い目)。
調味料もわりとある
日本人にとって、大事な醤油。
キッコーマンのものなら、普通のスーパーにもある。
赤×青のラベルが、普通の濃口醤油。
茶色はちょい甘のアジアンテイスト。
緑はたぶん減塩。
薄口醤油や真空パックの醤油が欲しい場合は、日本製品のスーパーで。
ドレッシングとマヨネーズは、キユーピーのベトナム生産品がどこでも買える。
ドレッシングは、和風やごまもある。
マヨネーズは赤が日本の味。
青は甘いベトナム味なので注意。
ちなみに、韓国や欧米のマヨネーズもよく売ってるけど、酸味が少ない印象。
ケチャップは、韓国製品か、ハインツのものがおすすめ。
ベトナム製品は、色が異様に赤かったり、トマトが薄いものもある。
探すときは、赤いコーナーをよく見よう。
ほとんどがチリソースだけど、端の方にひっそりとケチャップもあるはず。
砂糖と塩はベトナム製品で。
砂糖は種類豊富。製菓用のグラニュー糖もある。
ブラウンシュガーも各種。
塩は、日本ほどこだわりを感じない。
岩塩がほしければ、最近よく見る、ヒマラヤンピンクソルトかな。
一見、塩っぽいこちらは味の素など、化学調味料。
塩と間違えないように、注意。
乳製品、豆腐、ハム類はこの辺を
牛乳とヨーグルトは、チルドのDalat Milkが鉄板。
薄い水色が無糖。
濃い青は加糖なので注意。
ベトナムでは、牛乳は加糖がメジャー。
ヨーグルトも同じ色分け。
砂糖の量の表記はこちら。1と2は砂糖なし。
※日本語/英語:ベトナム語
- プレーン/Pure:Nguyên chất
- 無糖/No sugar:Không đường
- 微糖/Less sugar:Ít đường
- 加糖/Sweetened:Có đường
バターは輸入品が強い。
Saltedが有塩、Unsaltedが無塩。
お店で出てくるバターは無塩の方がメジャー。
いくつか試したけど、フランス製品のPRESIDENTのSaltedがおいしい。
豆腐とハム類は、VinMartより、イオンやロッテで探した方が、日本人好みのものを置いてる。
ベトナムでは豆腐がよく食べられているけれど、ローカルのものは固め。
日本人の口にも合う豆腐は、ローカルブランドのVi Nguyen。
緑が固めの絹豆腐。鍋や麻婆豆腐に。
黒が柔らかい絹豆腐。冷奴でおいしい。
左は厚揚げ。煮たり、焼いたり。
約60円からと、うれしいローカル価格で日本味。
イオンやロッテでは、同メーカーのこんにゃくなども買える。
ちがうメーカーだけど、豆腐系は他にも。
鍋用の一口揚げ豆腐は、油揚げの代わりに使える。
ちょっと固いけど、卵豆腐もわりと売ってる。
ハム、ベーコン、ソーセージも、いろいろあるけど、メーカーによって、けっこう味がちがう。
無難に日本の味なのは、赤いパッケージの信州ハム。
ソーセージは、日本ハムのParitがおいしい。
シャウエッセンと同じ配合だそう。
おわりに〜調味料をどこまで現地品で代用できる?
我が家が日本製品のスーパーで買う調味料は、出汁系、味噌、料理酒、酢、みりん、中華調味料、コンソメ、ソース、ポン酢など。
酢やコンソメ的なものは、普通のローカルスーパーにもある。
けれど、酢は酸味が弱く、コンソメ的なものは好みのものに出会えてない。
なるべく現地品で代用した方が安くは済むけれど...
私にとっては、慣れ親しんだ味を家庭で食べることは、異国の地で暮らすうえで、すごく力になっている。
状況が許すなら、なんでもローカル基準にするのではなく、必要に応じて日本製品を選択で。
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