3月頭、春の霧雨のハノイでのもやもやと花見
ベトナムは旧正月テトも明け、コロナ禍による休校も3/1で終わり、しばらくぶりに日常が帰ってきた。
北部のハノイはぼんやりした四季があり、テト明けから段々と春へ。
ハノイの春には花粉はないけど、じっとり霧雨に、どんより曇り空。
そんな春の、ハノイでの暮らしを徒然に書いてみる。
湿度ってこんなに目に見えたんだ
最近のハノイのお天気は、霧雨が降ったり止んだり、降ったり降ったり...。
ハノイに来てから知った言葉、「視程」。
大気の見通しを示す数値。
1km代になると、こんな感じ。
3km向こうの橋も、もっと手前の街も、全然見えない。
比較的クリアなときは、こう。
ハノイのもやもやのもとは、大気汚染と高い湿度。
最近見た最高値は、湿度96%。ほぼ水じゃね?
普段はてっぺんまでよく見える、ロッテタワー(65階)。
もやってる日は、上の方が霧隠れの術。
空としては低いところを、雲なんだか、霧なんだかが流れて行く。
冬から春にかけては、毎年どんより曇りが多いけど、最近は霧雨も多くて、更に気が滅入った。
雨が止めば、散歩しやすい気温ではあるんだけどね。
空がずっと暗いのがなあ。
とにかく、青い空が見たい!
太陽の光が恋しい!
テトにフーコック行きたかった(泣)。
ハノイの「桜」と勝手に思ってる
そんな、どんよりじっとりなハノイの春。
毎年、唯一楽しみにしているのは、Hoa Ban(ホアバン)の開花。
5cmほどの、蘭に似たピンクの花が咲く。
けれど、毎年、だいたいテトが明けると、ホアバンが咲き始める。
ベトナムの季節の流れは、旧暦の方が合ってるんだろうな。
日本名は、フイリソシンカや、羊蹄木(ようていぼく)など。
葉っぱの形が、羊の蹄なんだろう。
花で埋め尽くされる樹もあれば、葉っぱの方が多く出る樹もある。
花びらの形も、色も、樹によって違ったりする。
よく見るのは、桜のような淡いピンク。
赤紫に、少し縮れた花びら。
薄い紫に、こちらも花びらのふちが少し縮れてる。
品種が違うのか、樹々の個性の範囲なのか、わからない。
空がずっと薄暗くて、写真がうまく撮れないけど、遠目に見ると、桜のように見えることがある。
もう5年前...来越したての頃、この花を見て、日本に想いを馳せたなあ。
もうすぐハノイ6年目。
来年の春は、日本で桜を見る予定。
日本で毎年桜を見るようになったら、今度は、この花を懐かしく思い出すんだろうな。
久しぶりの太陽と散歩と外食
この時期は、気温的には25度前後。
雨さえ降らなければ、散歩はできる。
土曜の昼間には久しぶりの太陽が!
晴れても、空の色は青というか、青灰色だけどね。
そして、晴れると、やや蒸し暑いけど(^^;)。
昼ごはんがてら、ファンケビン通り(Phan Ke Binh)をぶらり。
ローカルの飲食店も営業再開。
路上にも席が出ていた。
こちらのブンチャー&フォーのお店は大盛況。
ビアホイ前には、BBQセットと...
たくましいシャモ!
この後、おつまみになるんだろうな...。
霞んではいるけど、今日はロッテもてっぺんまで見えるね。
もうお気づきだと思いますが...
ロッテの見え方で、大気のクリア度を計る習性があります。
今は高いビルが増えたけど、数年前はロッテタワーがランドマークだったんで。
ハノイはおおむね平常モードに戻ったのかな。
カフェの路上の席も復活してる。
空の色以外は、東南アジア感たっぷりの街を歩き...
まる吟(88 Phan Ke Binh)でおいしい日本食ランチ。
子どもは、肉うどん定食。
165kドン(約825円)。
私は、牛タン定食。
とろろも付いて、156kドン(約780円)。
牛タン、柔らかくて、うまし!
うん、少しは気分も晴れた。
まだもやもやの季節は続くけど、できることを楽しんで、ぼちぼちでいこうっと。
↓ランキング参加中。クリックしてくれるとうれしいです。