休日の朝食にベトナム料理を(バインクオンと食材見学)
ここ数ヶ月で、ちょこちょこ食べ始めた、ベトナムのローカル朝ごはん。
以前にも食べたバインクオンを、最近、別のお店で食べてみた。
熱々できたてバインクオンをマンベーで
この日は、朝の散歩ついでに、市場の一等地のバインクオン屋へ。
バインクオン(Bánh Cuốn)は、ベトナム・ハノイの朝ごはんの定番。
バインクオンを注文したら、「チュン?」と聞かれるも、どういうことかわからず、「バインクオン」と連呼。
おばさんは、注文を受けてから、熱々のバインクオンを作ってくれた。
青い大きなたらいには、米粉を水に溶いたものが大量に。
溶いた米粉をすくって、蒸し器に薄く広げる。
(蒸し器の黒い部分は布?)
あっという間に蒸しあがる。木の棒で持ち上げて、大皿へ。
上に黒キクラゲと豚ひき肉のそぼろをパラパラして、手でくるくるっと巻いていく。
あっ!ハムも付け合わせにほしい!
おじさんにアイコンタクトし、ハムを指さしてうったえる。
おじさんは、ハムを「チャー」と言ってた。
そこへ別のお客さんがやってきて、「バインクオン・チュン」を注文。
おばさんは、蒸し器の生地の上に、具をぱらぱらしたあと、玉子をパカッ。
なるほど、玉子を包んだバインクオンだったのか!
次はそれにしよう。とまだ食べてないのに、心に誓った。
いざ、ほかほかのうちに実食!
バインクオン・チャー、持ち帰り-マンベー(Mang về)で。
25kドン(約125円)なり。
香草と唐辛子は容器の上に、直置き(笑)。
香草とたれをお皿に出して、いただきまーす!
つけだれはヌクマムベース。甘みはあまりない。
マンベーだし、上にかけて食べてもいいのかもね。
揚げエシャロットと香草とともに、がぶり。
ほかほかプルプルでうま~。
薄い生地が、きれいに何層にもなっている。
中の、黒キクラゲと豚そぼろも、塩コショウでわりとしっかり味がついてて、おいしい。
ベトナムハムも、ぶりっといい食感。
オレンジのとこが、シナモン?八角? ややスパイシーな香り。
それ以外は、シンプルな塩胡椒味。
個人的にはオレンジのとこない方がいいけど、これがアクセントになっているんだろう。
すごくおいしかったので、同じお店の玉子入り-バインクオン・チュンも食べてみたい。
バインクオンの食材をスーパーで探してみた
バインクオンのメインではないけど、定番薬味をスーパーで探索。
なお、自宅でベトナム料理を自炊する予定はない(^^;)。
バインクオンの地味な引き立て役、揚げたエシャロット。
お粥やおこわなどにもよく添えられ、油っけと香ばしさを足してくれる。
味はフライドオニオンに似てるけど、エシャロットの方が、香りがいいかも。
ビュッフェでも、よく置いてある。
市場では、揚げたものを大量に売っているお店も。
エシャロットは、ベトナムでは身近な食材。
もちろん、生も売っている。
スーパーでは、玉ねぎ型のちっこいものが、ずらり。
エシャロットとにんにくは、並べられがち。
Tỏi(トーイ)の方がにんにく、Hành(ハイン)の方がエシャロット。
Hànhは、ネギ全般っぽいけど。にんにくっぽい形のHànhはエシャロットってことで。
そして、バインクオンの香草から、青ジソみたいなキンゾイ(写真では右)。
キンゾイは、ベトナム料理のど定番の香草。
私は、シソって呼びがちだけど、実はシソとは別のもの。
ベトナムのシソは、表が緑、裏が紫で、Tía tô(ティアトー)と言う。
Kinh giới(キンゾイ)は、見た目は青ジソで、香りがシソとちがう。
うまく言えないけど、もっと華やかと言うか、梅干しにはならなそうな…。
香草が数種類添えられてるときは、だいたい、キンゾイも入ってる。
ブンチャーや、ブンジウにも、キンゾイ(と紫蘇)。
まあ、名前と色がわかっていても、正しく選び出せるかあやしいときがあるけどね(^^;)。
そもそも、ベトナムの香草は種類がめちゃくちゃ多い。
どんなものがあるのかは、外国人向けの配慮が多少あるスーパーで、予習するといいかも。
パクチーだけでなく、ミント、タイバジル、ディル、レモングラスなども、安くて大量に買える。
ベトナム料理じゃなくても、いろいろな料理に使っていきたい。
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