派手な顔のあっさりな子達(スターフルーツ、ドラゴンフルーツ)
ベトナム北部で、寒い時季のあるハノイでも、南国な果物がいろいろ食べられる。
南部に比べると、種類が少ないとか、甘くないとか聞くけれど。
真夏のハノイで最近食べた、普段はあまりチョイスしない果物について書いてみる。
ほの甘くて酸っぱい、スターフルーツ
先日、ハウスキーパーさんがスターフルーツ(Khế - ケー)をくれた。
熟していて、黄色ががったオレンジになってる。
めずらしいホンビーを酸っぱいと言いながら食べてたら...
「果物好きなら、これをあげるわ。これは甘いわよ。」って感じで、くれた。
スターフルーツ...何年か前に一度食べたきり。
その時も、近所のレストランの人が、うちの子にくれたやつだったな。
スターフルーツの食べ方は...
皮ごと食べるので、よく洗う。
そして、外側に張り出しているふちの皮だけ、ピーラーやナイフで、縦方向にむく。
この部分は固いので。
頭とお尻を軽く切り落とす。
3〜4mmの厚さに切る。
横方向に切ると星型だから、スターフルーツ。
一枚、しゃくっとかじれば、水分たっぷりで甘酸っぱい。
味は薄め。
少し漬物っぽいにおい。
そして、皮の近くはちょっと青臭い。
真ん中らへんに、小さな種がぽつんと一つだけあった。
しゃくしゃく しゃくしゃく...
激ウマではないけど、のどがかわいてるときにはいいかも。
ベトナムでは、青い未熟なスターフルーツを、料理の酸味付けに使う。
果物としてそのまま食べたい場合は、黄色く熟したものを選ぼう。
自分で買ってくる気はしないけど、たまにはおもしろいな。
トゲまで真っ赤な、ドラゴンフルーツ
北部のハノイでも一年中売っている、ドラゴンフルーツ(Thanh long - タインロン)。
よく見かけるものは、皮が赤くてトゲは緑。
中の実の色は、白と赤がある。
どちらも皮は赤いけど、よく見るとトゲの形が違う。
白はトゲがまっすぐで、赤はくるんとカールしてる。
...というのが定番なんだけど、最近、近所の市場でこんなドラゴンフルーツを見かけるように。
トゲまで鮮やかな赤。
一個だけ、12kドン(約60円)で購入。
さくっと切ってみたら、中身は赤の方だった。
実の色は、普通の赤いドラゴンフルーツと同じだな。
ドラゴンフルーツの皮は手で簡単にむける。
バナナの皮みたいな感じ。
いざ、実食!
おっ、甘い!
...ドラゴンフルーツにしては。
赤は、白よりもややねっとり感があって、かすかにイチジクみたいな香りもするな。
白の方が好きだけど、たまには赤もいいかも。
ドラゴンフルーツは追熟しない果物で、鮮度が落ちると、味がほとんどしない(^^;)。
これは、トゲが柔らかいのに甘かったから、樹で熟してから収穫したものなのかも。
(スーパーで買うなら、トゲに張りがあるものの方が、新鮮でおいしい。)
赤いドラゴンフルーツともらい物のスターフルーツで、華やかな一皿に。
どちらも、派手なのは見た目だけカラフルだけど優しいお味だった。
↓白い方のドラゴンフルーツの話はこちら。
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