ボンボン:じゃがいもみたいなブドウ?じゃなくて「ランサ」
そして、市場では、スーパーであまり見かけない果物が並ぶこともある。
少し前に近所の市場で、ハノイではちょいレアの南国フルーツ「ボンボン」を見かけたので、買ってみた。
久しぶりに「ボンボン」をゲット
最近のささやかな娯楽は、買い出しついでの市場散歩。
市場の路面店の店頭にて、あれに見ゆるは...
お! ボンボンだ!
ひと房、30kドン(約150円)で購入。
ちょっと高い気がしたけど、この日、他のお店では全く見かけなかったので、仕方ない(^^;)。
ボンボンの実の皮は、じゃがいもやレンコンみたいな見た目。
実の形はまん丸で、ブドウの房のように枝についてる。
実の大きさは、直径2〜4cmほど。
いざ、ボンボンを実食!
けっこう汚れていたので、房ごと水に浸け洗いにしてから、実をひと粒ずつ外した。
皮はちょっと厚いけど、手でむける。
厚い黄土色の外皮の下には、白い薄皮。
実のお尻の方からも外皮をむいたら、薄皮もするんとむけた。
中の果肉は5つの房に分かれている。
薄皮を触ると、手がベトベトになる。
ヤニ的なベトベト感で、洗ってもとれない(^^;)。
でも、時間が経つと自然と消える、不思議。
ちまちま房に分けて、いただきまーす!
爽やか〜。甘〜い。
ゼリーっぽい食感で、グレープフルーツみたいな香り。
すっきりした甘さとかすかな酸味で、あとを引きまくるおいしさ。
1つの房に種が1つずつが入っている。
種の大きさは房によっていろいろ。
小房に分けないで実を丸ごと口に放り込んでもいいけど、種をかじると苦いので、気をつけて。
ボンボンはランサ(ランサット)
ボンボンはベトナム南部での呼び方で、ベトナム語表記はBòn bon。
ベトナム北部では、Dâu da đất(ザウザーダット)とも言うようだ。
(私は北部のハノイでこれを買ったけど、お店の人は「ボンボン」って言ってた。)
英語では、マレーシア(マレー語)での名称をとって、Langsat(ランサ)と呼ばれる。
(「ランサット」と表記しているWeb情報もある。)
ボンボンは、ムクロジ目センダン科ランサ。
東南アジア原産の果物で、ベトナムだけでなく、タイ、カンボジア、インド、マレーシア、フィリピンなどでも栽培されているようだ。
種から育てると、実を付けるまでに12年以上かかるとも言われている。
ボンボン(ランサ)は、見た目は、じゃがいもみたいなブドウ。
果肉はゼリー状で、グレープフルーツのような爽やかな香りに、甘酸っぱい味。
ベトナムでの最盛期は、7月~9月。
韓国系スーパーのK-Marketでも置いてることがある。
機会があれば、お試しあれ。
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