ランブータン:ベトナムで毛むくじゃらの「チョムチョム」を食す
寒い時季もあるので、南部に比べると南国フルーツの種類は少なめ。
それでも、夏場はいろんな果物が出回る。
灼熱の6月末のことだけど、久しぶりに、もじゃもじゃのランブータンを買ってみた。
真夏の市場でランブータンを購入
四季のある北部ハノイでも真夏の6月末、ライチに並んで、ランブータンを見かけるように。
ライチを食べ飽きたころに、久しぶりに購入。
お値段は、思ったより高い、1kg55kドン(約275円)。
このしばらくあと、別の場所で行商で、1kg25kドン(約125円)で売っているのを見た。
ランブータンは「チョムチョム」
ランブータンは東南アジア原産。
ランブータンはベトナム語では、Chôm chôm(チョムチョム)。
毛がびっちり生えている様子を表す言葉らしい。
ちなみに、マレー語名のRambutanも、「毛の(生えた)もの」という意味だとか。
こんなもじゃもじゃの実を最初に食べた人は、勇気あるよね。
実の大きさは大小ばらつきがあるけど、大きいもので長さ5cmほど。
外皮は赤く、毛の先は黄緑。
周りに汚れがけっこうついているので、水に浸して、よく洗ってから食べるべし。
いざ実食!
ランブータンをよく洗ったら、皮の真ん中に少し切り目を入れる。
そこから手でぱかっと開くだけ。
爪で切り目を入れられなくもないけど、けっこう皮が厚いので、私は包丁を使う。
ぱかっと割り開けば、卵のような白い実がこんにちは。
実の表面はべとべとしている。
がぶっとかじれば、甘くてうま~。
果肉はライチより固くて、ロンガンより柔らかい。
...って、これじゃ食べたことない人には伝わらないか(^^;)。
ゼリー状だけど、ジューシーさはそこそこで、歯ごたえもある。
味は、酸味はあまりなく、甘さはほどよい。
香りはトロピカルだけど、強すぎない。
いろいろほどほどでおいしいんだけど、ひとつ難点が...
種の周りの皮が、実にくっついてくる。
この種の皮は食べられるけど、口当たりが悪くて、そこがランブータンの残念ポイント。
ランブータンも品種によっては、種の実離れがいいものもあるらしい。
今のところベトナムで食べたものは、軒並み、種の皮がくっついてきたけど(^^;)。
毛むくじゃらで派手な見た目のランブータン。
種の実離れの悪さが難点だけど、ほどよい甘さと香り。
機会があれば、お試しあれ。
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