ハノイ駄日記

ベトナムの首都ハノイで、子連れで働き暮らしていた日々の雑記。

ベトナムで身近なロンガン(リュウガン)を食す

先日食べた月餅にドライのロンガンが入っていた。

そういえば、ロンガンの写真撮るだけ撮って、まだ日記に書いてなかったな。

ベトナムハノイで身近なロンガンについて、書いてみる。

 

ロンガンベトナム語でも「眼」

ベトナム北部のハノイでは、7月中旬から9月にかけて多く出回る、ロンガン

ベトナムでの収穫期自体は、7月から10月と、12月から1月。

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ムクロジムクロジリュウガンリュウガン

ロンガンは、ライチやランブータンと同じ、ムクロジ科。

 

ロンガンは、半透明の果肉に黒くて丸い種が透けて、眼のように見える。

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日本語では、リュウガン(龍眼、竜眼)、ロンガン

英語では、Longan。

ベトナム語では、Nhãn(ニャン)。意味はずばり「」。

 

ハノイでは、たまに庭木などでロンガンが生っていることも。

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ロンガンは、生で食べるのはもちろん、ドライフルーツにもする。

戻したものをチェーに入れたり…


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コップに入れて、お湯を注いで、お茶兼おやつみたいに食べたりする。

 

個人的にはライチやランブータンの方がおいしいと思うんだけど、安さもあってか、周りのベトナム人にはロンガンの方が人気がある。

北部の紅河デルタ地方フンイエン省Nhãn lồng(ニャンロン)という品種が有名らしい。

これのこと?!

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このときは、8月中旬で1kgあたり25kドン約125円)。

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この後、9月初旬には、1kgあたり15kドン約75円)と激安になっていた。

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ベトナムロンガンを実食!

ロンガンは枝葉付きで売られている。

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皮は固くて少しざらざらしている。

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実の大きさは、直径2cm弱。

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爪を立てて固い皮をむくと、中には半透明の白い実。

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そのまま、実をこそげるようにぱくり。

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味は...あまり酸味はなく、甘味はそこそこ、果汁もそこそこ。

個人的には、香り弱めのメロンみたいな...瓜っぽい匂いを感じる。

生よりも乾燥させたものの方が、甘味も強く、香りも華やかに感じる。

 

果肉は、ゼリー状…というほどぷるぷるしてない。

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南部のフーコック島で食べたものは、もっとジューシーだったので、産地・品種にもよるのかも。

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黒くてつやつやの種は大きいので、可食部が少ない。

 

ロンガンは、ハノイではとても身近なムクロジ科の果物。

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滋養強壮にもよく、漢方では乾燥させた果肉を生薬として扱う。

機会があれば、お試しあれ。

 

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