秋の朝の熱々フォーボー@ハノイ
気温は乱高下するけど、すずしい日は、20度前後に。
すずしくなると、冷房のないローカルのご飯屋にも行きやすい。
休日の朝、近所の牛フォー屋に、久しぶりに食べに行ってきた。
ぶらり、近所の牛フォー屋
久しぶりにお店でフォーを食べたくなった、朝。
10月下旬の週末、北部のハノイは20度前後とすっかりすずしくなった。
曇り空だけど、活気あふれる朝の街を、ぶらり。
ハノイやナムディンなど、ベトナム北部が発祥と言われている、フォー。
今日は、Phở Bò(フォーボー)こと、牛フォーの専門店へ。
近所には何店かフォーボー屋があるけど、ここが一番にぎわっている。
このお店で、何度もマンベー(持ち帰り)しているけれど、店内飲食は初。
看板兼メニューはこれだけ。
全部フォーボーだけど、お肉の部位などを選べる。
- Tái(タイ):半生の薄切り肉
- Chín(チン):よく火を通した薄切り肉
- Bắp(バップ):煮込みスネ肉
- Gầu(ガウ):煮込み肩バラ肉
- Sốt vang(ソッヴァン):ワインソース(ビーフシチュー風)
店頭の寸胴には、熱々の牛のスープ。奥の生肉はTái(タイ)用。
こちらが注文する前に、お店の人に「タイガウ?」と聞かれたので、それで!
フォーのトッピングは、Quẩy(クァイ)こと、揚げパン。
カウンター手前の鍋の隣には、生卵も見えてる。
ハノイのシンプルなフォーボーをいただきます
ガレージみたいな広い店の奥で、プラスチックの低い机と椅子の席へ。
座ったら、速攻で揚げパン5本来た。
頼み忘れたなと思ったんだけど、来たから、結果オーライ。
もちろん別料金です。
そして、待ち時間ほぼゼロで、フォーもキター!
お肉二種乗せの、Phở Bò Tái Gầu(フォーボー タイガウ)。
まずは、澄んだ熱いスープを一口。
ここのは、牛出汁がしっかり、甘味もスパイスも控えめで好き。
お店によっては、八角やシナモンが強かったり、少し甘めだったりする。
フォーの麺も、持ち帰りよりのびてなくて、よりおいしい!
生麺だから腰はゼロだけどね。
ふわっと、スープとなじんで、しみじみうま~。
柑橘もしぼろう。
チャイン(ライム)とクアット(金柑)と二種おいてあったので、クアットをチョイス。
そして、揚げパンもイン!
柑橘のほのかな酸味と揚げパンの油で、スープがますますおいしい!
二種のお肉も楽しまなきゃ。
スープでさっとゆがいた、Tái(タイ)はしっとりうま~。
煮込み肩バラ肉のGầu(ガウ)は、極薄切りで食べやすく、しっかり旨味がある。
スープで煮込んであるのかな?
臭みはなく、ほんのり塩味もついていた。
香草は青ネギ中心で、パクチーはみじん切りがかすかに入っているだけ。
そのままのお味が好きだけど、最後にちょっとだけ味変してみようかな。
卓上には、柑橘のほかにも、ニンニク唐辛子酢、辛味噌、輪切りの赤唐辛子。
辛味噌をほんのちょびっと、投入。
香ばしい辛さと少し酸味が加わって、おいしい。
...おいしいけど、この量でもけっこう辛い!
最後に汗をかいたけど、おいしくたいらげた。
お会計は、フォーボー2杯と揚げパン5本で、70kドン(約350円)。
1人前当たり、約175円!
シンプルだけど、しみじみおいしい、ハノイのフォーボー。
ぜひ、地元民でにぎわっているお店でお試しあれ。
ハノイの旧市街なら、お肉山盛りの超有名店「Phở Gia Truyền」がお勧めです。
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