ベトナム焼きそば「ミーサオ」で野菜がっつり
ベトナム・ハノイでは、牛フォー屋でよく見かける、Mì Xào(ミーサオ)。
ミーサオは、ベトナムの焼きそば。
日本人がイメージする焼きそばとは、だいぶ違うけど。
最近、初めて食べてみたので、調理風景と実食の様子を書いてみる。
そうだ、ミーサオ食べてみよう
偏食な私は、気になりながらも、試していないベトナム料理が山ほどある。
街でよく見かける、ミーサオもその一つだった。
観光地のレストランで一回だけ食べたけど、汁っぽくて、イマイチだった印象。
でも、街の専門店なら、おいしいのかも…。
ある日、何が食べたいかわからなくなったお昼時、今じゃね?と挑戦に。
思い立った時が、まあまあの雨だった件。
以前に、コムザンズアボー(牛高菜炒飯)を買ったお店へ。
店の外には、ワイルドに置かれたガスの缶。
店頭の調理台に直接つながれている。
雨だし、まだ11時台だから、空いてるな。
でも、マンベー(持ち帰り)で。
あれ?メニューが少し変わった?
- お金について:kは千=000で、30kなら3万ドン=約150円。日本円へ大まかに換算するには、kを無視して5倍で。
Cơm Rang(コムザン)こと、炒飯は5種類。
- Thập Cẩm(タップカム)五目
- Dưa Bò Lẫn(ズアボー ラン)牛高菜(混ぜ)
- Dưa Bò Riêng(ズアボー ジエン)牛高菜(別皿)
- Gà Xé(ガーセー)割いた鶏肉
- Đùi Gà(ドゥイガー)鶏もも肉
焼き麺は、フォーか小麦麺か、肉入りか無しか。
- Phở Xào Bò(フォーサオ ボー)牛焼きフォー
- Mì Xào Bò(ミーサオ ボー)牛焼きそば
- Phở Xào Chay(フォーサオ チャイ)野菜焼きフォー
チョトーイ、モッ ミーサオボー。マンベー。
(すみません、牛焼きそば一つ。持ち帰りで。)
ベトナム焼きそば・ミーサオの作り方を見学
足元を雨で濡らしながら、お店のお兄さんの手さばきをガン見。
まずは、味付けされた牛肉を、さっと炒める。
ここでは牛肉に完全に火は通さず、すぐにお皿によけた。
次に、小松菜、玉ねぎ、にんじん、トマトを炒め合わせる。
野菜に火が通ったら、牛肉を戻して味付け。
味付けは、たぶん、ヌクマム(魚醤)、ベトナム大豆醤油、味の素、塩胡椒。
そして、水溶きコーンスターチでとろみ付け。
肉野菜炒めができたら、鍋ごとよけて、新しい鍋をセット。
そこへ、別途ゆでておいた、インスタントの小麦麺を投入!
ベトナム・ハノイの焼きそばは、乾麺のインスタント小麦麺が主流。
お兄さんは、長~い箸で、麺をジャッジャッと炒めていく。
麺に油が絡んだら、鍋にこんがり焼きつけていた。
容器にまずは、麺を盛りつけて…
そこへ、肉野菜炒めをとろ~り。
ミーサオボーこと、牛焼きそば、45kドン(約225円)なり。
いざ、ミーサオを実食!
傘をさしていても、けっこう濡れたな(^^;)。
おいしいといいんだけど…
熱々のミーサオ、いただきまーす!
麺は、インスタントの乾麺か…って思ってたけど、ほどよい歯ごたえでうまし!
香ばしいかつ、ジャンクな風味がいいね~。
たっぷりの肉野菜炒めは、塩味ベースに、トマトや牛の旨味。
合間に、きゅうりの浅漬けで箸休め。
甘味酸味は控えめの塩味で、薄いきゅうり、にんにく、ちょこっと唐辛子。
とろみはあまり感じなかったけど、肉野菜炒めの汁気が程よく麺にからんでる。
時間がたつと厳しそうだけど…
できたては、ジャンクにうまーい!
なんか、この麺の食感、クセになりそう。
おわりに
ミーサオは、牛フォー屋などで食べられる、ハノイの庶民の味。
インスタントの乾麺に、小松菜や牛肉など、日本ではありそうでない組み合わせ。
機会があれば、できたてをお試しあれ。
麺がフォーに代わる、フォーサオもある。
後日試してみたので、また今度書きます。
ちなみに、このお店のコムザンズアボー(牛高菜炒飯)もおいしかったよ。
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