ベトナムの白い山芋「Củ từ / Khoai từ」をハノイで食べてみた
とろろ食べたい。ふわふわのお好み焼き食べたい。
紫の山芋は見つけたんだけど、とろろにしたら、色的に家族に不評...(^^;)。
11月頭に、近所の市場でついに出会えた!
ハノイの白い山芋の旬は、11月から1月頃
ベトナム北部のハノイでは、白い山芋は、11月から1月頃、市場に出回る。
ハノイにも白い山芋があることは、「ベトナム ハノイの台所事典」で知った。
※ハノイのサークル「ハノイたべもの研究会」発行。市場で買える野菜の名前や調理法などが、写真付きで紹介されている。私は「ハノイ商店」で購入。
ベトナムの白い山芋は、ハノイではCủ từ(クートゥー)と言う。
他の地域では、Khoai từ(ホアイトゥー)と言うようだ。
Củ từ(Khoai từ)は、ヤマノイモ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属トゲドコロ。
トゲドコロはヤムイモの一種で、日本では沖縄や鹿児島で栽培されている。別名クーガイモ。
ベトナムだけでなく、中国南部、フィリピン、インドネシアなどでも栽培されている。
日本だといろいろと効能が期待されていて、サプリもあるみたいだね。
私は、11月頭に、近所の市場でバイク行商から購入。
1kgあたり20kドン(約100円)だった。
リンラン市場(53 Linh Lang)で白い山芋を探してみた
ハノイで日本食店が集まるエリアにある、リンラン市場(Chợ Linh Lang)。
ここでも白い山芋が買えると聞いたので、つい先日(11月頭)に探してみた。
ベトナムの白い山芋「Củ từ」(クートゥー)の実際の見た目は、これ。
毛むくじゃらで、じゃがいもみたいな黄土色で、長さ10~15cmほど。
市場建屋の八百屋には、見当たらないなあ。
市場周辺の路地をのぞいてみたら…
あったー!
向かいの露店にもあるじゃん。
他の路地でも、2つの露店で発見。
いつでも同じ場所で売っているとは限らないけど…
ご参考までに、この日、リンラン市場周辺で白い山芋があった露店は、下の地図の場所。
どのお店にも必ずある感じではないけど、よく見て探せば、数店は置いてそう。
リンラン市場でのお値段は、聞かなかったのでわからない。
私が別の市場の露店で買った時は、1kg20kドン(約100円)だった。
ベトナムの白い山芋「クートゥー」を実食!
クートゥーは、ずいぶんたくさん毛が生えているな。
土がついていたので、浸け洗いした。
半分に切ってみると、シャキッとした感触で、中は真っ白。
毛をある程度むしってから、包丁で表面を切り落とすように、皮をむいてみた。
皮は意外と薄くて、加熱したじゃがいもの皮みたい。
すり鉢はないので、大根おろし器でおろして、とろろに。
おお!すごい粘り!
長芋よりも粘りが強い。
味見してみたら、土臭さや水っぽさもなく、ほんのり甘くておいしい!
とりあえず、全部すりおろして、ストック分は冷凍。
白をいかして、漬けまぐろの山かけ。
それから、とろろの磯部揚げも。
どっちもめっちゃうまい!
とろろが濃厚で、ふわとろ~。
山芋短冊で食べてもおいしそう。
冷凍したとろろは、お好み焼きやたこ焼きに入れようっと。
おわりに
ベトナムの白い山芋「Củ từ」(クートゥー)。
ハノイでは、11月から1月が旬で、市場や露店で買える。
長芋よりも水分が少なく、ふわっと濃厚でおいしい。
すりおろしたり、たたいたりすれば、冷凍保存もできる。
傷みやすいものなので、買う時は状態をよく見て選ぶべし。
ベトナムには、紫の山芋「Khoai mỡ」(ホアイモー)もある。
ただ、ハノイではあまりメジャーじゃないかも。
私は、いまだにイオン・ロンビエン店でしか見たことがない。
ベトナムの濃厚な山芋達は、ヤムイモの一種。
機会があれば、お試しあれ。
↓ランキング参加中。クリックしてくれるとうれしいです。