しわしわの皮のザボンを食べてみた@ベトナム
ベトナム・ハノイで通年見かける、でっかい柑橘のザボン(ポメロ)。
普段は緑の皮のものが多いけど、毎年、旧正月のテトの頃に、黄色いしわしわの皮のザボンが出てくる。
しなびているようにしか見えないけれど、甘いと聞いて、初挑戦してみた。
テトの時季の黄色いザボン
英語では、Pomelo(ポメロ)。
日本では、ザボンのほかに、ブンタン(文旦)、ザンボア、ボンタンなどとも呼ばれる。
今年のテトは、何年も気になっていた、黄色いしなびたザボンを買ってみた。
ベトナム・ハノイでは、旧正月のテトの前になると、街に黄色いザボンがあふれる。
飾る用のでっかい鉢植えは、よく見かける。
高さ2m以上の鉢もざらにある。
こちらはちょっとめずらしい、特大ザボン。
スイカよりでっかい!
直径20cm以上ありそうだった。
お供え用や贈答用かな。
こちらがよく見る大きさの、食用のザボン。
濃い黄色の皮で、しなびている。
古くなっちゃったのかと思ったら、あえての長期熟成のザボンらしい。
通年よくある緑のザボン
ザボンはテト前にかぎらず、年中見かける。
けれど、緑のものが多い。
皮はみずみずしく、固い。
外皮も内側の白い部分(アルベド)も分厚い。
自分でむくのは大変なので、このときはお店でむいてもらった。
中の身は黄色や赤。
これは、緑の皮に赤い実のザボンだった。
丸一個分で、中身だけで700g以上あった!
ほどよい酸味に、淡い甘味でさっぱり。
グレープフルーツに似てるけど、苦味は弱く、香りは柔らかい。
しわしわ黄ザボンをむいて、実食!
さて、テト前に買った、黄色い皮のザボンを食べてみよう。
皮を指で押すとへこむほど、へにょへにょ。
本当に食べられるの?って思うほど、しなびている。
まずは、黄色い外皮を包丁でぐるぐるむいていく。
緑のフレッシュなザボンに比べると、皮の水分が抜けてる分、柔らかく薄くなっていて、むきやすい。
外の皮がむけたら、今度は白いアルベドの層が出現。
これも、フレッシュなザボンだと固くて分厚くて、包丁を使ってもむくのが超大変だったけど...
お! 手でむける!
分厚い皮をぬぎすてて、あとは薄皮。
薄皮といっても、わりと固い。
秘密兵器登場!
数年前に伊豆のみかん狩り農園で買った、柑橘用のカッター。
13cmほどのでっかいひと房を手に取り...
柑橘カッターで、房の内側をはさんで、すーっと引く。
袋の口がきれいに切れちゃう!
あとは開いて、むいていく。
外皮はしなしなだったけど、中の実には果汁がぎゅっとつまっていた。
でっかいザボンのひと房をいただきまーす!
甘くておいしい!
フレッシュなものとちがって、酸味はゼロ。
甘味はめちゃくちゃ濃いわけじゃないけど、香りが芳醇。
恐る恐る試した、しわしわのザボン。
意外とむきやすくて、フレッシュなものとは一味ちがったおいしさがあった。
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