紫のおっぱいフルーツ(Vú sữa)を食べてみた@ハノイ
南部ほどではないけれど、ベトナム・ハノイでも様々なトロピカルフルーツが食べられる。
1月のことだけれど、紫の皮のスターアップルを食べてみた。
ベトナム語では「おっぱいフルーツ」なスターアップル
横半分に切ると、断面に星模様。
英語名は、Star apple(スターアップル)や、Milk apple(ミルクアップル)。
和名は、水晶柿(スイショウガキ)。
他にも、ホシリンゴ、カイニットなど。
そんなスターアップルのベトナム語名は、Vú sữa(ヴー スア)。
Vúが「胸」、Sữaが「ミルク」で、「母乳」!
「星」や「水晶」は断面の見た目からだろう。
「ミルク」のイメージは、食べてみるとよくわかる。
紫の皮に惹かれて、おっぱいフルーツを購入
ハノイでよく見かけるスターアップルは、緑の皮のものが多い。
ツルツルの皮にまんまるの実。
近所の市場でよく見るものは、直径7cm前後がほとんどだけど、もっと大きな種類もあるようだ。
何年か前に庭木で見た、でっかいツルツルの実も、おっぱいフルーツだったのかな。
これは、育ってくると、グレープフルーツよりも大きくなっていた。
もらいものを二、三度食べたことがあるけれど、正直そこまで好みの味でもない。
なので、自分で買ったことはなかったんだけど...
なんだ、あの紫の?!
もしかして、おっぱいフルーツ?
味の記憶も朧げだし、久しぶりに買ってみるか。
紫のおっぱいフルーツを実食!
ツルツルの紫のおっぱいフルーツを2つ購入。
正しいお作法は、食べる前に実をよくもんでから、切る。
...なんだけど、実の断面の様子をよく見たくて、一つはあえてそのまま切ってみた。
周りがきれいな紫! 中は白なんだね。
スターはわかるけど、アップル感はあまりない。
個人的には水晶柿がぴったりだと思っている。
皮の上から実をぎゅっと押してみると、周りの紫の層から、じわっとミルクのような果汁が出てきた!
種も、種の周りの透明のとこも、柿っぽい。
包丁で皮をむいて、ぱくり。
酸味はゼロで、ほの甘い。
柿よりは柔らかいけど、繊維質。
まだちょっと青かったかな?
数日置いてから、二つ目を今度は正しい食べ方で。
皮の上からよ〜くもみもみして...
縦半分にカット。
スプーンですくっていただきます。
柔らかジューシーで、ほの甘い。
香りもキツくないので、ひたすら優しいお味。
緑との味の違いは、残念ながら特に感じない。
正にミルクのような果汁がたっぷり!
ちなみに、周りの層は残すのが正解らしい。
渋いからとのことだけど、たまたまなのか渋みはほとんど感じなかった。
柔らかな甘みと香りな、おっぱいフルーツ。
酸味や強い香りが苦手な人にはお勧め。
↓ランキング参加中。クリックしてくれるとうれしいです。