ベトナムで「バイン」な食べ物2(軽食&変わり種編)
ベトナムには、バインミーの他にも名前に「バイン」とつく食べ物が数多ある。
Banh(バイン)の漢字は「餅」。
日本人がイメージするおもちではなく、粉物全般に幅広く使われているイメージ。
ハノイの街で見たり食べたりした、バインなものを貼っていく。
メジャーなおやつなバイン達
路上に軽食の屋台や露店がたくさんあるハノイ。
学校や市場近くで見かけたのは、おやつな揚げ物。
Bánh chuối(バインチュオイ)
Chuốiはバナナ。バナナ餅。
バナナのフリッター的なやつ。
あれ?この写真はさつまいもかな?
ドリアンバージョンのBánh sầu riêng(バインサウジエン)なんてのもあった。
バナナのはおいしそうと思ったけど、けっこうでっかくて、なかなか食べるタイミングがなかったな(^^;)。
Bánh rắn(バインザン)
Rắnは「揚げる」の意味。
揚げバインは、丸くてかわいいベトナムのドーナツ。
露店や商店のワゴンなど、あちこちで売られている。
近所の市場では、ベビーカーでバインザン売り。
どういう単価かよくわからないけど、少量でも買えるみたいだ。
余談ですが、ベトナムで日本のどら焼きはBánh rán Doremon=ドラえもんのバインザンと呼ばれてるみたいです。
Bánh cốm(バインコム)
スーパーでも見かける、緑のお餅のバインコム。
Cốmという緑色の未成熟なお米をお餅にしたもの。
↓の写真はコム単体で食べるおやつだけど。
バインコムの中は甘い緑豆餡。
お土産にも買えるけど、消費期限が3日ほどと短い。
保存料とか入ってないんだろうな。
とっても素朴な甘味。
ちょっと変わり種のバイン達
日常で見かけるバインもあれば、時期や場所が限定のものも。
Bánh chưng(バインチュン)
四角いでっかいちまき。
ちなみに、南部のは俵形でBánh tét(バインテト)と言って、その名も「テトの餅」。
ゾンの葉に包まれた中身は、豚の塩漬けと緑豆ペーストと餅米。
...結局試さなかったので、断面の写真はありません(^^;)。だって、でっかいんだもん。
Bánh tôm hồ tây(バイントムホータイ)
Tômはエビ。
Hồ Tâyはタイ湖で西湖でWest lake。
ハノイ最大の湖・タイ湖にある神社、Phủ Tây Hồ「西湖府」の参道グルメ。
ど○兵衛的な丸い天ぷらに、エビが乗ってる。
熱い甘酢だれで食べるらしいよ。
Bánh Tráng Trảng Bàng(バインチャン チャンバン)
Trảng Bàngは地名で、南部のタイニン省チャンバン。
Bánh tráng phơi sương(バインチャン フォイスン)という、ご当地ライスペーパーで巻く手巻き物。
中の具は、ゆで豚薄切り、米粉麺のブン、なますや香草。
甘くてちょい辛の味噌だれでいただく。
このライスペーパーが、厚手だけど柔らかく、そして塩気があって、めっちゃうまい。
Bánh tẻ(バインテー)
ハノイ郊外のバッチャン村で食べた。
バッチャン村ではなく、Hà Tây省の名物らしい。
ゾンの葉に包まれた、細長いお餅。
お餅部分は、餅米ではなく、普通の米のお餅。
中には甘じょっぱい豚肉とキクラゲ入り。
軽食って感じで、お昼ご飯にするには何本も食べたい。
一緒に売ってた、このさつまいものお焼き的なのも、バインなんちゃらって呼びそう。
こちらはココナッツの細切りが入っていて、素朴な甘さのおやつだった。
おわりに
ハノイのバインをたくさん集めたいと思ったきっかけは、自転車のバイン行商。
わたしはベトナム語話せないので、正確に聞き取れてないと思うけど...
この行商、石焼き芋みたいなノリで、
バインダー、バインミー、バインゾー、バインバオ や〜♪
バインミー、バインザン、バイン... や〜♪
...って感じの音声を流しながら、ハノイの街を巡っている。
いや、バインどんだけあるのさ?!
と思って、気にして暮らしていたら、あるわあるわ。
「バイン」とついても、揚げたり蒸したり焼いたり、米粉だったり小麦粉だったりタピオカ粉だったり...なんか炭水化物の粉を使ってるくらいしか共通点がない。
スーパーでもベトナムの「バイン」の定義の広さを目の当たりにしたけれど、長くなってきたので、また分けます。
実際に食べた、定番のバイン達はこちら。
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