ベトナム・ハノイでは、8月から9月にかけて、そこらじゅうで見かける釈迦頭。
住んでいた頃は珍しさを感じなかった。
けれど、今振り返るとなんとも変わったフルーツ。今更だけど書いてみる。
ハノイの秋を連れてくる釈迦頭
釈迦頭は中米原産で、世界中の熱帯域で広く栽培されている果物。
モクレン目バンレイシ科バンレイシ属バンレイシ。
ベトナム語だと、北部ではNa(ナー)、南部ではMãng cầu(マンカウ)。
英語では、Sugar apple(シュガーアップル)。

ベトナムでは釈迦頭は年中売られているけれど、最盛期は8月下旬から9月上旬。
ハノイでは秋口になるこの季節、市場はもちろん、スーパーでも手軽に買える。

写真では皮の一部が黒いけど、これは熟したサインで問題なし。
未熟なうちに収穫して、追熟して食べる果物だそう。
近所の市場で釈迦頭を購入
9月の市場ではあっちにもこっちにも釈迦頭。
市場だと、鮮度を保つためか、お供え用の映え意識なのか、立派な枝葉付きも。

そのとき旬なものを3~4種類だけ置いてた、このお店。

梨をたくさん買った日に、いっしょに釈迦頭も買ってました。

梨3個、ザクロ1個、釈迦頭1個で、あわせて85kドン(当時で約425円)。
おそるおそるの実食
お釈迦様の頭というか、私は「恐竜」って思ったよ。
緑の皮のウロコ感がぱない。

買って数日置いた、このときの実。
どうやらすっかり追熟したらしく、枝を持ったら皮ごともげた!

実は手で2つに割れた。

あのぽこぽこの皮の一片に対して、実ひと粒・種ひと粒。
それがたくさん集まった果実でした。

口に含んでみれば、ちょっとバナナぽっさもある濃厚な甘さ。
食感はトロっとしつつ、後に少しだけ梨みたいなジャリッと感。
そして種でかい。

酸味が強いフルーツの方が好きなので、このときの私には刺さらず。
そういうわけで、こんなにしつこく観察したにも関わらず、ブログにも書いてなかった(^^;)
それでも9月の市場に並ぶ姿は、この時季になるとよみがえる。
恐竜なんて見たことないのに、見た瞬間ステゴサウルスが頭をよぎった果物。今思えば、もう少し食べてもよかったな。