社会隔離六週目の徒然@ハノイ
4/27からのベトナムの新型コロナ第4波。
南部のホーチミン市では、連日5千人以上の感染者が出て、買い出しの外出すら禁止のフルロックダウン。
北部のハノイ市では、買い出しはできるけど、不要不急の外出禁止(罰金有り)のロックダウン中。
最近のハノイ市の状況を、徒然に書いてみる。
※インパクトがあったことを抜粋して書いています。正確な最新情報は、在ベトナム日本国大使館や外務省 海外安全ホームページなどのWebサイトでご確認お願いします。
ハノイ市の新型コロナの状況(9/3夜時点)
ベトナム全体では、連日1万人以上の感染者が出続けている。
ハノイ市では、ここ数日の平均は、1日80人前後。
7/24(土)から社会隔離が始まったけれど、感染者が減らず。
二度の延長を経て、9/6(月)午前6時終了予定だった。
けれど、人口密度の高い10地区では、更に15日間延長で、9/21(火)午前6時までに。
ハノイ市の都市部の大半で、ロックダウンが継続。
具体的には、ハノイ市内を3つのゾーンに分けて、対応を変えるとのこと。
- ゾーン1:これまでの首相指示第16号を継続。
Tay Ho、Ba Dinh、Cau Giay、Hoan Kiem、Dong Da、Hai Ba Trung、Thanh Xuan、Ha Dong、Thanh Tri、Hoang Maiの10地区。
(および、次の5地区の一部地域を含む。Nam Tu Liem、Bac Tu Liem、Hoai Duc、Thanh Oai、Thuong Tin)
- ゾーン2:首相指示第15号+αに緩和。
Long Bien、Gia Lam、Dong Anh、Soc Son、Me Linhの5地区。
- ゾーン1とゾーン2/3とを結ぶ、30本の道路を封鎖。
(ゾーン3は上記以外の郊外の地区と思われる。)
ハノイ市でのロックダウン下の生活は?
ホーチミン市ほどは厳しくないけど、基本は巣ごもりのハノイ市。
街のあちこちには、検問が設けられている。
散歩、外での運動、ペットの散歩など、不要不急の外出はNGで、警察に見つかると罰金。
必需品の買い出しや、病院へ行くのはOK。
そんな街でどう暮らしているか、書いてみる。
学校はオンライン授業
ロックダウン前の5月頭から、ハノイ市の教育機関は登校停止中。
ハノイ日本人学校は、オンライン授業で、毎日4時間+朝夕15分ずつのモジュール授業が行われている。
体育はモジュール授業で、簡単な体操や筋トレくらい。
音楽もやっていて、歌ったり、ピアニカ吹いたりしている。
うちの子は一か月以上、レジデンスから一歩も出ていない。
仕事は在宅か泊まり込み
通勤するには、会社が発行した通行証を携帯し、検問で提示する必要有り。
(...だったけど、9/6以降の新たな対策で、ゾーンをまたいでの通勤はできない?)
工業団地などでは、他地区からの出入り停止になって、従業員が泊まり込みで生産をつづけている工場もある。
ハノイの工業団地は、稼働しているのが約30%だそうな。
製造業以外は、ほとんど在宅リモートワークだろう。
うちの夫もリモートワークになって、この一ヶ月、レジデンスからほぼ出ていない。
交通手段がない
我が家は、どこか行くにしても徒歩圏内のみ。
タクシー、バスなど、旅客輸送機関は停止中。
我が家は、勤め先の規定で車・バイクの運転NGなので、自家用車もバイクも持ってない。(多くの駐在家庭でありがち。)
店もほとんどやってない
今営業しているのは、スーパーや食料品店、トイレットペーパーやシャンプーなどを扱う生活用品店、薬局、病院、銀行くらい。あと、そもそも少ないけどコンビニ。
「必需品」以外のサービス業はすべて停止になっている。
日本みたいに「自粛」じゃなくて、営業できない。
飲食店も、持ち帰りすら停止。自炊が基本。
美容院もやっていないので、髪は伸び放題。
化粧品が尽きたけど、いつものが入手できなくて困っている。
買い物はデリバリーか徒歩圏内で
食材のデリバリーはやっている。
ただし、当然混んでいるので、時間に余裕を持ってオーダーする必要有り。
直接買い物に行く場合、大きなスーパーは、入店前にスマホアプリでの医療申告が必要。
市場への入場は、地区ごとに配布される、買い物券が必要。
そして、道のあちこちに検問があり、通るために医療申告が必要な場所もある。
我が家は、レジデンス内のミニマート、デリバリー、近所の商店などで調達している。
今のところは、食材は調達できていて、宅飲みで気分転換している。
病院へは行けなくはない
体調不良、PCR検査、定期健診などで、病院へ行くことはできる。
一般のタクシーが停止しているので、ハノイで日本人医師が常駐する病院では、送迎車も頼める。
自力なら、Mai Linhタクシーを予約して行くらしい。
... 緊急以外は行かなくて済むように、薬局で薬を買い込んだ。
ホーチミン市ではもっと厳しくて、買い出しもできない、外出禁止。
ここまでやっても、連日、ベトナム全体で1万人以上の感染者が出ている。
ベトナムが今後もゼロコロナを目指すなら、経済はどうなっちゃうんだろう...。
ハノイ市:在留邦人向けのワクチン接種が9月からの予定
少しだけ希望を持てるニュースとしては...
ハノイ市でも、在留邦人のワクチン接種を実施すべく、大使館と関係当局が調整中。
日本政府から提供のアストラゼネカのワクチンを、日本人医師常駐の病院(さくらクリニック、Family Medical、Raffles Medical)にて、接種できるように調整中とのこと。
各クリニックで準備中の予約受付Webサイトから、申し込みの見込み。
ワクチン接種、抗原検査(接種当日にクリニックにて)の費用負担は不要。
ただし、接種後の副反応の治療費は、本人負担。
実施期間は2021年9月から11月中旬までで、調整中とのこと。
大使館からのアナウンスに注意しつつ、自分の海外旅行保険の補償範囲を確認しておこう。
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