ベトナム料理と言えばフォーが有名。
でも、ベトナムにはフォー以外にもよく食べられている麺がいろいろある。
今日はベトナム北部のハノイでメジャーな麺の種類をまとめてみる。
ベトナム・ハノイでよく見る麺
まずは日本でも認知度バツグンのフォー(Phở)。
実はフォーよりも多彩な食べ方をするブン(Bún)。
汁麺でもよく食べる春雨のミエン(Miến)。
そして、インスタント麺が主流な小麦麺のミー(Bún)。
他にも麺の種類はあるけれど、よく見かけるのはこの4種。
フォー(Phở)は生麺でしょ
フォー(Phở)は米粉の平切り麺。
米粉汁をシート状に広げて蒸し上げ、細長く切ったものを食べる。
スーパーには乾麺のフォーも売っているけれど...
フォーは生麺が普通。
乾麺よりも柔らかく、朝にフォーを食べるとスープとの優しい一体感が沁みる。
ご家庭でも基本は市場で生麺を買ってきて使うので、乾麺は生麺が手に入らない時だけらしい。
実はブン(Bún)の方がメジャー
ブン(Bún)は米粉の押し出し丸麺。
そうめんくらいの細いものと、ひやむぎ強くらいの太めのものがある。
フォーと同じく、スーパーでは乾麺のブンも売っているけれど...
ブンも生麺が普通。
ローカルなスーパーでは、そうめんみたいな細めの方のブン単体が売っている。
細い方は、ブンチャーのようにつけ麺にしたり、鍋に添えたり、生春巻きなど巻き物の具になる。
太めの方は汁麺に使うことが多く、ブンを使った汁麺の種類はフォーよりもずっと多い。
ミエン(Miến)は原料いろいろ
ミエン(Miến)はいわゆる春雨。
太さは、ひやむぎ前後くらいが多い。
ミエンは日本と同じく乾麺が普通。
↑この写真のミエンは食用カンナの根が原料で、戻すと薄い灰色。
フォーやブンはみんな米粉だけど、ミエンは原料いろいろ。
日本と同じくじゃがいもや緑豆のミエンもある。
ベトナムの春雨ミエンは、炒めて食べたりもするけれど、日本よりも汁麺の麺の一種として定着している。
ミー(Mì)はまさかのインスタント?!
ミー(Mì)はいわゆる小麦粉の麺。
ベトナムでも地域差がありそうだけど、北部ハノイではインスタント乾麺が多い。
生麺のミーも売っているし、汁麺ミーの専門店なら生麺を使っていることもある。
けれど、多くの飲食店ではインスタント乾麺が普通に出てくる。
↓これではないけれど、よく使われているのはこんな感じの袋麺。
インスタント乾麺をゆがいて、焼きそばにしたり、スープをかけて汁麺にする。
おわりに
お店によっては、スープは同じで麺の種類を変えられることもある。
(Tronは麺の種類ではなく、スープなし混ぜ麺)
蕎麦屋にうどんがあるのと同じ?
これまで紹介した4種以外にも、ハノイで食べられている麺はまだある。
いろんな麺を使ったハノイの麺料理あれこれは、また次の日記で。
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