ハノイへ来て初めて、EMSで日本から荷物を送ってみた。
これまでの経緯と、どんな手配が必要だったのか、体験談ベースで書いてみる。
- 子どもの来年の学用品がない!
- 過去の失敗〜関税発生&出向いて引き取り
- ベトナムへEMSで送れないものは?
- ベトナムへEMSで荷物を送るために準備すること
- いざ、発送
- EMSが届かない?配達状況を追跡!
- 荷物の受け取り方(関税なし/関税有り)
- 海外転送サービスを使う手もある
- おわりに~しくじり経験からのご注意
子どもの来年の学用品がない!
日本人学校は日本と同等の教育を受けられるのだけれど、当然、必要な学用品も日本と同じ。
そして、その多くはハノイで入手できない。
(2021年4月追記:学校で数量限定でノートの販売が開始されました。)
小学生は例えばこんな感じ。
ノートのマス目などが、教科ごとに細かく指定されていて、ハノイでは売ってない。
特に低学年のノートに関しては、推奨のものを使った方が、授業を受けるのにスムーズ。
昨今のご時世で一時帰国がままならないなか、日本から取り寄せることにした。
過去の失敗〜関税発生&出向いて引き取り
でも、ベトナムで荷物をスムーズに受け取れるのか、非常に心配。
なぜなら、ハノイへ来たばかりの頃、一度めんどくさいことになったから。
家族に送ってもらった日本からの荷物に関税がかかり、しかも不在中に配達されたのか、自宅で受け取れず。
自宅から遠い場所へ出向いて、関税を払うことになってしまった。
まだ右も左もわからない頃で、
自力で行くのも、自力で手続きするのも無理(泣)
勤め先のベトナム人スタッフに連れて行ってもらって、なんとか荷物を受け取った。
ちなみに送ってもらったのは、100均ではないしっかりした、吸盤タイプのタオルかけ複数。
荷物の総額でひっかかったのか?
以来、約4年間、家族にも友人にも、
『ハノイの我が家には何も送らないでね。』
と言ってきた。
ベトナムへEMSで送れないものは?
なんとか学用品を取り寄せるべく、調べてみると、税関での検査が優先して受けられて、配達状況の追跡ができる、EMS(国際スピード郵便)がおすすめとある。
そして、4年前と同じことにならないよう、EMSでベトナムへ送れないものや、ベトナムで課税対象になるものを確認。
万国共通の禁止物品↓
発送出来ない商品 - こぐま便 for Smart Delivery|海外在住の方のための通販代行サービス
ベトナムの禁制品↓
詳細はリンクの通りだけど、個人的に気を付けなきゃと思ったのは、
- 個人使用でも、内容品が各郵便物ごとに、50USDを超える場合は、関税がかかる。
- 缶詰めは禁止。
- 野菜は生はもちろんだけど、乾物(干ししいたけや乾燥ごぼうのような)でも禁止。
- 中古の物品(衣料、電化製品...もろもろ)は禁止。
5千円ちょいって、すぐ超えちゃうよね?
缶詰や乾燥野菜も、ついでに入れたかったけど、禁止品とは...。
中古の物品が禁止というのは、意外! お下がりとか、日本で愛用してたものとか、ついでに入れないようにしてもらわないと(^^;)。
ベトナムへEMSで荷物を送るために準備すること
必要書類へ、基本的に英語で、各項目を記入する。
記入項目は、まずは、住所や電話番号。
住所を書く順番は日本と逆で、近くから遠く。
部屋番号、階、マンション名、番地、通り名、街区/町、区/郡、市/省、国の順。
※ベトナムの住所の書き方について、詳しくは↓こちら。
※ベトナムの郵便番号は、↓のサイトで「Phuong XX」 と街区名などを入力して調べられる。(記号なしのアルファベットでも大丈夫。)
そして個別の物品情報を記入する必要がある。
- 物品名(Notebookとか、Eraserとか)
- 数量
- 金額
- 重さ
必要書類は、ベトナムへの荷物の場合は、
- EMS伝票
- 税関告知書CN23(EMS伝票に付属)* 1通
- インボイス 1通
* 送るものが5品目より多い場合は、税関告知書は、補助用紙に記入する必要がある。
税関告知書および補助用紙と、インボイスは、窓口だけでなく、郵便局のWebサイトからもフォーマットを入手できる。事前に作成して、持参でもOK。
※必要書類や伝票の記入方法など、公式の最新情報&詳細はこちら。
いざ、発送
日本の義実家に荷物をいったん送り、義母に物品の計量をしてもらった。
そして、インボイスだけ私が作成して、義母にメールで送った。
あとは、義母に、インボイスを印刷して郵便局へ→伝票&税関告知書を記入→EMSの発送をしてもらうよう、お願いした。
通常なら、日本からベトナムへのEMSは、発送から7日間程度で受け取れるはず。
どうか何事もなく受け取れますように...。
ところが、このEMS発送の2日後に、コロナ禍による航空便の減便が発表された。(2020年3月の話。)
うちの荷物はどうなっちゃうの???
EMSが届かない?配達状況を追跡!
EMSを利用するメリットは、EMS伝票の追跡番号で配達状況を調べられること。
伝票は必ずとっておこう。(とっておいてもらおう。)
さっそく、義母にEMS伝票の写真を送ってもらい、追跡番号を確認。
そして、日本からの発送なので、日本郵便のサイトへ。
リンク先で追跡番号を入力して、確認。
早っ!
発送から2日後には、もうベトナムに着いていた。
航空便の減便前になんとか滑り込んだようだ。
荷物の受け取り方(関税なし/関税有り)
この翌日に、無事に受け取った!関税もなし。
税関で開けられて中身を確認されるとのことだけど、特になくなっていたものや破損していたものもなくて、よかった。まあ、ノートだしね(^^;)。
では、荷物の中身が50USD以上などで、関税がかかる場合は、どうなるのか?
周りの人に聞いた話によると、
普通に指定住所に配送されてきた際に、関税を支払って受け取るようだ。
配送時に不在だった場合は、郵便局で引き取り&関税支払いになるっぽい。
こちらのViethichさんで、受け取りの体験談がつづられている。
海外転送サービスを使う手もある
日本にいる家族や知人に頼むのではなく、海外転送(海外発送代行)サービスを使うこともできる。
海外転送サービスでは、物品の情報を自分でWeb上で入力すると、書類作成〜梱包〜発送と手配してくれる。
海外転送サービスの利用の流れは、おおまかにこんな感じ。
- (初回のみ)会員登録&本人確認。
オンラインで完結。パスポートや、サービスによっては現住所を示すものが必要。 - サービスから、買い物用住所(サービスの日本の倉庫)が発行される。
- 通販サイトで普通に買い物し、送付先を買い物用住所に指定。
荷物がサービスの倉庫に届くと、サービスから連絡が来る。 - 買い物が複数個口の場合は、まとめ梱包サービスなどを申し込む。
サービスの倉庫にすべての荷物が届いた時点で、申し込み。 - 各荷物の金額を記入。
サービス側が金額を記入してくれる場合もある。 - 発送を依頼。
サービス側が、必要書類を作成し、発送してくれる。
またまた学用品が必要になり、今回は、「こぐま便」を使ってみた。
荷物2個口、計4.3kgをまとめ梱包で送ってもらって、手数料は1,400円だった。
気持ち的にも物理的にもすごく楽だったので、次回も転送サービスを使いたい。
↓この「転送JAPAN」は手数料がかなり安いようで、今度試したい。
転送JAPAN | 海外発送・転送,通販の代理購入,オークション代理入札
おわりに~しくじり経験からのご注意
個人手配でも、転送サービスでも…
禁止/課税品かどうかの確認は、自分で、買い物前に。
送り先の国/送付方法によってもちがうし、ルールが変わる場合もあるので、思い込みは厳禁。
あとは、買い物時の住所指定。しつこく最終確認で。
昨年、私は、転送サービスを使おうと思っていたのに、肝心の通販サイトでの買い物で、義実家に送ってしまう、痛恨のミス…。
義母に手間をかけさせてしまうことになった。
関税や送料で高額になってしまうけれど、コロナ禍で、国をまたいでの行き来がいつどうなるかわからないご時世。
必要に応じて、うまくEMSを使っていきたい。
リアルタイムでの、初回の受け取りの感想はこちら↓
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