ハノイ駄日記

ベトナムの首都ハノイで、子連れで働き暮らしていた日々の雑記。

日本からベトナムへEMSで荷物を送る【送り方&受け取り方】(2021年8月)

ハノイへ来て初めて、EMSで日本から荷物を送ってみた。

これまでの経緯と、どんな手配が必要だったのか、体験談ベースで書いてみる。

 

子どもの来年の学用品がない!

我が子はベトナムハノイ日本人学校に通っている。

日本人学校は日本と同等の教育を受けられるのだけれど、当然、必要な学用品も日本と同じ

そして、その多くはハノイで入手できない。

(2021年4月追記:学校で数量限定でノートの販売が開始されました。)

 

小学生は例えばこんな感じ。

f:id:zabon-inu:20200310155948j:plain
f:id:zabon-inu:20200313125752j:plain
f:id:zabon-inu:20200313125758j:plain

ノートのマス目などが、教科ごとに細かく指定されていて、ハノイでは売ってない。

 

特に低学年のノートに関しては、推奨のものを使った方が、授業を受けるのにスムーズ。

昨今のご時世で一時帰国がままならないなか、日本から取り寄せることにした。

 

過去の失敗〜関税発生&出向いて引き取り

でも、ベトナムで荷物をスムーズに受け取れるのか、非常に心配。

なぜなら、ハノイへ来たばかりの頃、一度めんどくさいことになったから。

 

家族に送ってもらった日本からの荷物に関税がかかり、しかも不在中に配達されたのか、自宅で受け取れず。

自宅から遠い場所へ出向いて、関税を払うことになってしまった。

まだ右も左もわからない頃で、

自力で行くのも、自力で手続きするのも無理(泣)

 

勤め先のベトナム人スタッフに連れて行ってもらって、なんとか荷物を受け取った。

f:id:zabon-inu:20200310180130p:plain

お手数をおかけし申し訳ございません...。

ちなみに送ってもらったのは、100均ではないしっかりした、吸盤タイプのタオルかけ複数。

荷物の総額でひっかかったのか?

 

以来、約4年間、家族にも友人にも、

ハノイの我が家には何も送らないでね。

と言ってきた。

 

ベトナムへEMSで送れないものは?

なんとか学用品を取り寄せるべく、調べてみると、税関での検査が優先して受けられて、配達状況の追跡ができる、EMS(国際スピード郵便)がおすすめとある。

そして、4年前と同じことにならないよう、EMSでベトナムへ送れないものや、ベトナムで課税対象になるものを確認。

 

万国共通の禁止物品↓

発送出来ない商品 - こぐま便 for Smart Delivery|海外在住の方のための通販代行サービス

 

ベトナムの禁制品↓

国・地域別情報(国際郵便条件表) - 日本郵便

 

詳細はリンクの通りだけど、個人的に気を付けなきゃと思ったのは、

  • 個人使用でも、内容品が各郵便物ごとに、50USDを超える場合は、関税がかかる。
  • 缶詰め禁止
  • 野菜は生はもちろんだけど、乾物(干ししいたけや乾燥ごぼうのような)でも禁止
  • 中古の物品(衣料、電化製品...もろもろ)は禁止。

f:id:zabon-inu:20200310172954j:image

f:id:zabon-inu:20200310172923p:image

f:id:zabon-inu:20200310172948p:image

5千円ちょいって、すぐ超えちゃうよね?

缶詰や乾燥野菜も、ついでに入れたかったけど、禁止品とは...。

中古の物品が禁止というのは、意外! お下がりとか、日本で愛用してたものとか、ついでに入れないようにしてもらわないと(^^;)。

 

ベトナムへEMSで荷物を送るために準備すること

必要書類へ、基本的に英語で、各項目を記入する。

 

記入項目は、まずは、住所電話番号

住所を書く順番は日本と逆で、近くから遠く

部屋番号、階、マンション名、番地、通り名、街区/町、区/郡、市/省、国の順。

ベトナムの住所の書き方について、詳しくは↓こちら。

zabon-inu.hatenablog.com

ベトナムの郵便番号は、↓のサイトで「Phuong XX」 と街区名などを入力して調べられる。(記号なしのアルファベットでも大丈夫。)

Mã bưu chính quốc gia

 

 

そして個別の物品情報を記入する必要がある。

  • 物品名(Notebookとか、Eraserとか)
  • 数量
  • 金額
  • 重さ

 

必要書類は、ベトナムへの荷物の場合は、

  • EMS伝票
  • 税関告知書CN23(EMS伝票に付属)* 1通
  • インボイス 1通

* 送るものが5品目より多い場合は、税関告知書は、補助用紙に記入する必要がある。

発送に必要な書類 - 日本郵便

 

税関告知書および補助用紙と、インボイスは、窓口だけでなく、郵便局のWebサイトからもフォーマットを入手できる。事前に作成して、持参でもOK。

税関告知書のダウンロード - 日本郵便

インボイスについて - 日本郵便

 

※必要書類や伝票の記入方法など、公式の最新情報&詳細はこちら。 

www.post.japanpost.jp

 

いざ、発送

日本の義実家に荷物をいったん送り、義母に物品の計量をしてもらった。

そして、インボイスだけ私が作成して、義母にメールで送った。

f:id:zabon-inu:20200310191109j:image

あとは、義母に、インボイスを印刷して郵便局へ→伝票&税関告知書を記入→EMSの発送をしてもらうよう、お願いした。

f:id:zabon-inu:20200310160136p:plain
f:id:zabon-inu:20200310160204p:plain

 

通常なら、日本からベトナムへのEMSは、発送から7日間程度で受け取れるはず。

どうか何事もなく受け取れますように...。

f:id:zabon-inu:20200529104152p:plain

 

ところが、このEMS発送の2日後に、コロナ禍による航空便の減便が発表された。(2020年3月の話。)

うちの荷物はどうなっちゃうの???

 

EMSが届かない?配達状況を追跡!

EMSを利用するメリットは、EMS伝票の追跡番号で配達状況を調べられること。

伝票は必ずとっておこう。(とっておいてもらおう。)

 

さっそく、義母にEMS伝票の写真を送ってもらい、追跡番号を確認

f:id:zabon-inu:20200528161618j:plain

追跡番号はEMS伝票の右上。

そして、日本からの発送なので、日本郵便のサイトへ。

www.post.japanpost.jp

 

リンク先で追跡番号を入力して、確認。

f:id:zabon-inu:20200528161614j:plain
f:id:zabon-inu:20200528161648j:plain
EMS追跡:いつどこを経由したか調べられる。

早っ!

発送から2日後には、もうベトナムに着いていた。

航空便の減便前になんとか滑り込んだようだ。 

 

荷物の受け取り方(関税なし/関税有り)

この翌日に、無事に受け取った!関税もなし。

f:id:zabon-inu:20200528161604j:plain

はるばるようこそ、ノート達。

税関で開けられて中身を確認されるとのことだけど、特になくなっていたものや破損していたものもなくて、よかった。まあ、ノートだしね(^^;)。

 

では、荷物の中身が50USD以上などで、関税がかかる場合は、どうなるのか?

周りの人に聞いた話によると、

普通に指定住所に配送されてきた際に、関税を支払って受け取るようだ。

 

配送時に不在だった場合は、郵便局で引き取り&関税支払いになるっぽい。

こちらのViethichさんで、受け取りの体験談がつづられている。

viethich.com

 

海外転送サービスを使う手もある

日本にいる家族や知人に頼むのではなく、海外転送(海外発送代行)サービスを使うこともできる。

海外転送サービスでは、物品の情報を自分でWeb上で入力すると、書類作成〜梱包〜発送と手配してくれる。

f:id:zabon-inu:20210224104028j:plain
f:id:zabon-inu:20210224104034j:plain

 

海外転送サービスの利用の流れは、おおまかにこんな感じ。

  1. (初回のみ)会員登録本人確認
    オンラインで完結。パスポートや、サービスによっては現住所を示すものが必要。

  2. サービスから、買い物用住所(サービスの日本の倉庫)が発行される。

  3. 通販サイトで普通に買い物し、送付先を買い物用住所に指定。
    荷物がサービスの倉庫に届くと、サービスから連絡が来る。

  4. 買い物が複数個口の場合は、まとめ梱包サービスなどを申し込む。
    サービスの倉庫にすべての荷物が届いた時点で、申し込み。

  5. 各荷物の金額を記入。
    サービス側が金額を記入してくれる場合もある。

  6. 発送を依頼。
    サービス側が、必要書類を作成し、発送してくれる。

 

またまた学用品が必要になり、今回は、「こぐま便」を使ってみた。 

kogumabin.com

荷物2個口、計4.3kgをまとめ梱包で送ってもらって、手数料は1,400円だった。

f:id:zabon-inu:20210224103320j:plain

今年もはるばるようこそ!

気持ち的にも物理的にもすごく楽だったので、次回も転送サービスを使いたい。

 

↓この「転送JAPAN」は手数料がかなり安いようで、今度試したい。

転送JAPAN | 海外発送・転送,通販の代理購入,オークション代理入札

 

おわりに~しくじり経験からのご注意 

個人手配でも、転送サービスでも…

禁止/課税品かどうかの確認は、自分で、買い物前に。

送り先の国/送付方法によってもちがうし、ルールが変わる場合もあるので、思い込みは厳禁。

f:id:zabon-inu:20200310180130p:plain

後悔先に立たず...。

あとは、買い物時の住所指定。しつこく最終確認で。

昨年、私は、転送サービスを使おうと思っていたのに、肝心の通販サイトでの買い物で、義実家に送ってしまう、痛恨のミス…。

義母に手間をかけさせてしまうことになった。

 

関税や送料で高額になってしまうけれど、コロナ禍で、国をまたいでの行き来がいつどうなるかわからないご時世。

必要に応じて、うまくEMSを使っていきたい。 

 

リアルタイムでの、初回の受け取りの感想はこちら↓

zabon-inu.hatenablog.com

 

↓ランキング参加中。クリックしてくれるとうれしいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ ハノイ情報へ