ハノイのブンチャーの立ち位置
我が家は普段は日本食ばかりで、あまりベトナム料理を食べないけど、定期的に食べたくなるものがある。
それは、ブンチャー。
ブンチャーとは
ハノイが本場と言われている、つけ麺。
温かい甘酢っぱい汁に、コールラビのなますと、炭火焼きの豚つくねと豚バラ肉が入っている。
そこへ、レタスやハーブを好きなだけちぎって入れて、「ブン」という素麺みたいな米粉の麺をつけて食べる。
あまり癖がなく、さっぱりしつつも、香ばしいお肉も楽しめる。
いつものお店: Mai Anh(マイアイン)@47 Xuan Dieu
私がよく行っているお店は、外国人が多く住む、スアンジウ通り沿い。
買い出しついでにお昼に立ち寄る。
こんな行商の人があちこちにいるのを横目に、
小さなモールのスーパーで買い物して、
そこから通りを南へ徒歩1分。
いつもお店の前で、おばさんが豚つくねをせっせと焼いていて、いい匂いが漂う。
メニューはない。
あるのはブンチャーとネムザン(揚げ春巻き)のみ。
おばさんに指で数を伝えて、席につけば、すぐにブンチャーが出てくる。
「ネム?」と聞かれるので、揚げ春巻きも食べたければ、数を伝えればOK。いらなければNoで。
ブンチャーとコーラで60,000ドン(約300円)。
このお店のブンチャーのお肉は、豚つくねのみが基本。
豚バラ肉を焼いてるときもあるんだけど、どう言えば、豚つくねと豚バラと両方入れてくれるのか、わからない。
このお店はブンチャーとしては激ウマでも激安でもないけれど、
つけ汁の甘酢の酸味がマイルドで、下味のついた豚つくねも安定のおいしさで、ついついリピートしてしまう。
場所柄、外国人が入りやすい雰囲気なのも、気楽でいい。
ブンチャーの立ち位置
私にとってのブンチャーは、日本で言えば、「牛丼」。
早い!安い!うまい!
ちなみにこれ、汁まで含めてテイクアウトできる。
写真がないけど、汁は厚手のビニール袋に入れられて、上に空気を入れて、パンパンの状態でしっかりゴム留めされる。
お店で食べていく人も多いが、特にベトナム 人は、バイクに乗ったまま、ドライブスルーでマンベー(テイクアウト)していく。
お店で食べるのも、持ち帰りもさくっとできて、お肉の満足感もあって、素晴らしいファーストフードだ。
いつか、豚つくねだけを大盛りにしたいと野望を抱いている。