辛味は後入れ、多彩なお肉のブンボーフエ(Bun Bo Hue O Uong ハノイ)
普段、あまりベトナム料理を食べる機会がないけれど、ずっと行ってみたかったお店がある。
2019年、2020年と2年連続で、Vetterのレストランガイドに三つ星評価で掲載されていた、タイ湖北側のブンボーフエ・オー・ウオン(Bun Bo Hue O Uong)。
先日、ひとりランチのチャンスに、思い切って行ってみた。
Bun Bo Hue O Uong(546 Lac Long Quan)へ
タイ湖の北側、ラックロンクアン通り(Lac Long Quan)の、Bun Bo Hue O Uong(ブンボーフエ・オー・ウオン)へ。
営業時間は、
- 朝昼は6:00-14:30
- 夜は17:30-21:30
めちゃくちゃ、にぎわってる!
こりゃ、戦場だわ。
マンベー(持ち帰り)のお客さんもけっこういて、大鍋を中心に、ブンボーフエがどんどんさばかれていく。
とりあえず空いてる席へ。
当然、相席!
誰に注文すればいいのか、さっぱりわからない。
注文は、お金を持った、司令塔のおじさんへ
メニューは、ブンボーフエの大小と、バインボッロックのみ。
- Dong Gia(ドン・ザー)の方は、小サイズで、45kドン(約225円)。ぷるぷる血のゼリーはなし。
- Dac Biet(ダック・ビエット)の方は、大サイズで、55kドン(約275円)。具材全部入り。
- Banh Bot Loc(バイン・ボッ・ロック)は、海老入りのぷるぷるのタピオカ餅。たぶん個数別で、30kドン-40kドン-50kドン(約150円-200円-250円)。
くじけそうになる気持ちを奮い立たせ、大鍋の横のお兄さんに、ブンボーフエを指差し注文してみるも、受け付けられたのかわからず(^^;)。
丼の麺がブンボーフエで、バインボッロックはこっち。
これもフエ料理の定番。
麺にお肉を盛り付けて、
大鍋からスープとお肉の練り物をすくって、ざばっ。
どんどん目の前でできあがっていく、ブンボーフエ。
でも、私の番は来る気がしない。
すると、目の前の相席のお兄さんたち、お店の人らしきおじさんに何か聞かれて、注文してる。
おじさん、私にも、ブンボーフエとお茶ください!
私「チュオーイ、チョトーイ、モッ ブンボーフエ、モッ チャダー!」
店「ボンラム?ナムラム?」(45?55?)
私「ボンラム!」(45の方で!)
なんとか注文し、このあと3回くらい催促して、ひとまずチャダーにありついた。
時々おじさんが店内全体に大声で司令を出してるんだけど、どういう順番で差配してるのか、さっぱりわかんない(^^;)。
やっと、実食!
半信半疑で待つことしばし...
私の番、キター!
いろんな種類のお肉トッピングで、肉祭りじゃー!
ブンボーフエは普通は辛いんだけど、このお店は、辛味ゼロで提供。辛味は卓上で追加するスタイル。
別皿で、もやし、バナナの花のつぼみ、ヤナギタデ、チャイン(ベトナムのライム)。
いただきまーす!
まずは、プレーンな状態で、スープを一口。
少し甘みがあって、豚骨など獣系の出汁と、魚醤系の香りを感じるスープ。
麺は直径3mmほどの、太さのブン。
ハノイの普通のブンより、かなり太め。
つるっと、ぷるっと、おいしい!
卓上調味料は、ニンニク、唐辛子などなど。
ブンボーフエは辛くなきゃ!
唐辛子と香草達を投入。チャインもしぼる。
味がガラッと変わるね〜。
(緑の葉っぱ、ヤナギタデは、パクチーどころじゃない強烈な香りなので、注意(^^;)。ミントかと思って、入れちゃった。)
辛味や香草が苦手なら、チャインだけでも入れた方がおいしいと思う。
多彩なお肉トッピングの内訳は
お肉達も、一つずつ、風味も食感もちがって、楽しい!
くるくるの皮付き豚ハム。
ちょっと甘みがあって、黒胡椒がきいてる。
スープ鍋に投入されてた、鶏肉?豚肉?のすり身団子&ハム。
ちょっと甘みがあって、弾力が半端ない。
これ、なあに?豚足?
はしで持ち上げて、骨から肉をこそげるように食べるのが難しかった。
何度かスープにばちゃんと落として、相席のお兄さん達に苦笑された(^^;)。
そして、柔らかい牛の薄切り肉。
スープとよくなじんで、これが一番うまー!
55kドンの方だと、更に、ぷるぷるの血のゼリーが入る。
血のゼリーを食わず嫌いして、45kドンの方にしたんだけど...
少し入ってたかけらを食べてみたら、臭みなしでぷるぷる食感がおいしかった!
次回は、55kドンのDac Bietにしてみよう。
おわりに
ブンボーフエ・オー・ウオンでは、辛味調節自在で、いろいろなお肉が乗った、ブンボーフエを楽しめた。
本場フエのブンボーフエとはちがうのかもだけど、辛味後入れだから、辛いもの苦手な人や、子供でも大丈夫。
お店は常ににぎわってて、どローカル。
これで、勝手がわかった気がするので、次は子どもも連れて来てみようかな。
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