ベトナム・ハノイで梨と梨と梨を食べた夏
一年の半分は夏で、猛烈に暑いけど。
それでも、振り返ってみれば、市場に並ぶ果物は少しずつ変わっていた。
7月から9月の夏場にかけて、安くておいしかった梨について、書いてみる。
ベトナムで梨:茶色も緑も、小さいのも大きいのも
梨はベトナム語でLê(レー)と言う。
丸い茶色の梨は、Mắc cọp(マックコップ)と表記されていることも。
いくつか種類があって、大きさは直径5cm~13cmくらいまで、色は緑が多いけど茶色もある。
真夏のピークを少しすぎた、7月頃。
街でよく見かけたのは、ミニ幸水的な、直径7cmほどの茶色の小ぶりの梨。
梨は、ベトナムの果物の中でも安い方で、この日は4つで25kドン(約125円)。
ベトナムで流通している梨は輸入品だと思っていたけど、昨年(2020年)にスーパーで買った梨は、「ベトナム産」だった。
値段もかなり安めだし、ベトナム国産の梨が増えてきたのかもね。
7月末頃からは、緑の小ぶりの梨もよく見かけるようになった。
茶色の梨よりは、緑の梨の方が大きめ。
両方買ったら、単価は同じらしく、一緒に計量されていた。
緑と茶色を5つで30kドン(約150円)とやっぱり安い。
重量をよく見てなかったけど、1kg単価で20kドン(約100円)を切っている気がする。
その後、8月中くらいで茶色の梨は姿を消し、緑の梨が主流に。
緑の梨は、出始めよりも、どんどんサイズが大きくなっていった。
10月くらいまで、かなりもりもりで売っていた。
11月の今も、緑の大きい梨は見かけるけど、最盛期は過ぎた印象。
緑の梨と茶色の梨を食べ比べ
お値段も一緒だった、緑の梨と茶色の梨。
それぞれのお味はいかに?
皮は茶色の方が、少しざらっとしている。日本の幸水に近い。
芯は緑の方がやや固い感触。
一応、左二つが緑、右二つが茶色... この時点で見分けつかないね(^^;)。
シャクッ、じゅわ~、うまー!
茶色の方がより瑞々しい気がしなくもないけど...
どちらも風味や食感に大差なく、ジューシーで、甘くておいしいです。
一昔前は、ベトナムで梨を買うと、ガリッガリに固い印象だったけど…
日本のものに近い、ほどよい食感で瑞々しい梨が増えたなあ。
しかも激安で、うれしい限り。
梨のシーズンよ、さようなら
梨は、秋が近付くほど、どんどん大きくなったけど、9月くらいまではおいしかった。
けれど、だんだんと市場で見かける梨の量が減り、それとともに味も大味に。
10月半ばに買ったものは、固めで味が薄かったので、サラダに投入。
11月の今も、市場ではまだ梨を見かけるけれど...
主流は、オレンジやみかんになりつつある。
たくさん見かける=旬=おいしくて栄養価も高い、はず。
うつりゆく季節を、果物とともに味わっていきたい。
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