ハノイでお寺散策:Chùa Vạn Niên(Van Nien Pagoda)
天気のよかった週末、タイ湖の北西の岸へ散歩に出かけた。
そこで、千年以上の歴史を持つお寺、Chùa Vạn Niên(ヴァンニエン寺)に出会った。
タイ湖のツインドラゴン近くの木造のお寺
コンクリート造りで鮮やかに彩色されたお寺が多い。
この日、ふらりと立ち寄ったのは、タイ湖北西の岸沿いでひときわ目を引く、木造のお寺。
お寺を訪れたのは、11月下旬の夕方、気温26度と散歩日和な週末。
タイ湖のお皿ドラゴン(私が勝手に呼んでるだけ)に会いに来た。
そんなお皿ドラゴンこと、Westlake's Twin Dragonの右手へ行くと…
五色の旗と木造建築が目を引く、お寺がある。
この日はタイ湖側の門は閉ざされていた。
あとで調べたら、このお寺はChùa Vạn Niên(ヴァンニエン寺)という、11世紀初頭から栄えた仏教寺院だった。
門の木彫りの仏像に惹かれて...
元々タイ湖にお茶しに来たんだけど…
お茶のあと、特に目的もなく、Lac Long Quan通り側(ラックロンクアン通り)をうろうろ。
もう散々歩き回ったあとで、ぼちぼち帰ろうかと思っていたら...
うわあ、きれい。
さっきの五色の旗のお寺だな。
よく見たら、ガラスの額の中には、一体一体、木彫りの仏像。
ガラスが反射して見づらいけど、なんて繊細な彫刻なんだろう。
こちらの門も立派だなあ。
タイ湖側の門よりも、古そう。
こんなところまで、天女?が。
気になる…
門も開いてるし、入ってもいいのかな?
ふと、扉を見たら… 柔らかい線の仏様にくぎ付けになってしまった。
ふらふらと夢見るような気持ちで中へ。
門の内側も、ため息ものの美しさ。
ちょっと緊張。引き返す?
...でも、気になる。やっぱり行ってみよう。
美しく手入れされた広場と煌びやかなお堂
ヴァンニエン寺はそこまで広くはないけど、静かでよく手入れされたお寺だった。
なんと11世紀初頭からあるお寺で、何度も改修を経て、今に至るそうだ。
お堂前にいたおじさんにうながされて、靴を脱いで、お堂に入らせてもらった。
翻訳アプリで、お堂内の写真を撮ってもいいか聞いたら、おじさんはわざわざ電気をつけてくれた。
仏像なのか道教の神様なのか… 何体もの色鮮やかな像が祀られている。
煌びやかで、きれいに掃除されて、お供え物がいっぱいあって…
大切に信仰されてきたんだなと感じた。
きれいに磨かれた木の床に座って、お参り。
奥にも多くの像があり、更に大きな祭壇もあった。
お堂を出て、広場をぐるり。
お堂は他に2つあり、それぞれ仏像が祀られていた。
私のほかにも何組か参詣に来ている人たちがいて、お線香をあげて熱心に祈っていた。
門や外壁は木造の彫刻だったけど、石の彫刻もいろいろ。
階段の手すりが、龍になっている。
タイ湖側の正門の前は、錦鯉が泳ぐ池になっていた。
その池の前には、石の仏像。
あとで調べたら、一枚岩から彫り出したそうだ。
おわりに
Chùa Vạn Niên(ヴァンニエン寺、Van Nien Pagoda)は、タイ湖北西の岸にある、歴史ある木造の寺院。
繊細な木造建築と、色鮮やかなベトナムらしい仏像が美しく調和している。
ハノイ旧市街からは、車で20分強。
お寺の周辺では、タイ湖の景観や、カフェや軽食も楽しめる。
機会があれば、参詣に訪れてみては。
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