ハノイは寒い時季もあるけれど、南国フルーツは豊富。
季節の果物もあれば、一年中いつでもスーパーにある果物も。
今日は、ハノイ暮らしで身近な果物の中から、南国っぽいものついて、書いてみる。
- 果物の値段について:青果は計り売りが基本で、値札は100gまたは1kgあたりの単価。ベトナムドンから日本円へ大まかに換算するには、0を2つとって割る2、もしくは0を3つとって5倍で。
ロンガンは、ムクロジ科の人気者
ベトナムでは、ライチ、ランブータン、ロンガンなど、ムクロジ科の果物がいろいろ食べられている。
こちらは、早生の大粒のライチ。
こちらは、一般的なライチ。早生より小粒。
ベトナム語では、Vải(ヴァーイ)。
ライチは5月中旬から7月くらいまでの、短い期間しか出回らない。
皮は薄くてつるんとむける。
甘くて香りがよくて、おいしい。
こちらは、けむくじゃらのランブータン。
ベトナム語だと、Chôm chôm(チョムチョム)。響きが雰囲気と合ってる。
皮は厚くて、実の表面は、ややベトベトする。
甘くておいしいけど、種の周りの皮が実にくっついてくるのが難点。
そして、ライチが終わると出始めるのが、ロンガン(リュウガン)。
漢字で書くと、龍眼や竜眼。
ベトナム語では、Nhãn(ニャン)。意味はずばり「眼」。
お値段も割と安いからか、他の果物に比べて、周りのベトナム人からもらうことが多い。
8月にもらった、ロンガン。
保存するときは、枝付きのまま、冷蔵庫で。
食べるときには、枝から実を外して、ざぶざぶ洗う。
実は直径2cm程度で、皮はライチよりも固い。
半透明の実に、黒い種が透けて、まさに「龍の眼」。
種は実に対して割と大きく、種の周りの実をこそげるように食べるイメージ。
ちょっと青臭いような香りで、水分は少なく、甘い。
個人的にはライチの方がジューシーで好きだけど、周りのベトナム人には、ロンガンの方が人気。
パッションフルーツは、トロピカルな香りで大活躍
パッションフルーツは、どこのスーパーでも年中見かける。
ベトナム語では、Chanh leo(チャインレオ)やChanh dây(チャインザイ)。
中は、オレンジのゼリー状のつぶつぶ果肉。
透けている黒いのは、種。
いかにも南国な華やかな香り。
味は、とにかく酸っぱい。
ハノイで一般的に見かけるのは、皮が赤いものが多い。
先日、イオンで皮が黄色いものに遭遇。
赤よりリッチで、サイズも一回り大きい。
せっかくなので、黄色を購入。
新鮮なものは、皮がつるっとして、やや緑。
数日、室温で置いて、追熟させるとしわしわに。
包丁で半分にカット。
中の色は、皮が赤いものと同じ。
ちょっと味見したら、皮が赤いものよりは、甘め。
でも、まだまだ酸っぱい!
このまま、砂糖をかけて、スプーンですくって食べてもいいけど...
つぶつぶの実をスプーンでかき出す。
砂糖と混ぜて、即席パッションソースに。
無糖ヨーグルトにたっぷり乗せて、
いただきまーす。
パッションフルーツの酸味と香りが、ヨーグルトに合うー!
種はそのまま、パリパリ食べられる。
パッションフレーバーは、ベトナムではメジャー。
こんな市販のフルーツヨーグルトにも。
缶ジュースにも。
フレッシュジュースもよく見かけるし、おいしいのでお勧め。
種もこされているので、飲みやすい。
ドラゴンフルーツは、派手な見た目からのあっさり味
ドラゴンフルーツも、どこのスーパーでも年中見かける。
ベトナム語では、Thanh long(タインロン)。
漢字で書くと、「青龍」。カッコイイ!
中身は赤と白があるけど、ハノイで多く見かけるのは、白。
さて、次の2枚の写真、どちらが赤でしょうか?
とげとげの部分に注目!
正解は、
<2>が赤でした!(この写真では右)
中身が赤いものは、とげとげがくるんとカールしている。
あと、2種類並んでるときは、高い方(笑)。
ベトナム語だと、白がTrắng(チャン)、赤がĐỏ(ドー)と書いてあるはず。
中はこんな鮮やかな、赤紫。
キウイに似た食感で、あっさりした甘味。
黒い種のプチプチ感も楽しい。
赤いドラゴンフルーツは、派手な色を生かして、お菓子やパンに使われることも。
赤に比べると、白の方がくせのない味で、私は白の方が好き。
ドラゴンフルーツは、見た目はとっつきづらいけど、食べるのは簡単。
頭とお尻を落として、切る。
皮は手で簡単にむけちゃう。
適当に食べやすい大きさに切って、
いただきまーす。
赤よりも、少しサクッとした歯応え。
淡い香りに、あっさりした甘さと少し酸味も。
黒い種のプチプチ感も楽しい。
ドラゴンフルーツは鮮度が落ちると、ほぼ味がしない(^^;)。
追熟しない果物なので、とげに張りがあるものを選ぶといいそう。
あまり味がしないものにあたったら、小さく切って、サラダに入れて食べるのがお勧め。
おわりに
ベトナム・ハノイで食べられる南国フルーツは、ほかにもまだまだ。
野菜は日本と似たようなものも多いけど、フルーツはけっこう違う。
プレイグラウンドのままごとコーナーの果物も、こんな感じ。
ベトナム人にとって身近な果物の中には、日本人にとっては見慣れないものがたくさん。
おいしいものや珍しいものを食べたら、また日記に書きたいと思う。
包丁なしで食べられる果物の話。 よろしければ、こちらも。
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