ベトナムで日本の電化製品を使うには(プラグ、電圧など)
日本から海外へ行くにあたって、悩ましい電化製品。
日本の家電をベトナムで使えるの?
日本から持って行く方がいいものは?
現地で買った方がいいものは?
ベトナムに長期滞在する場合をメインに、書いてみる。
※旅行や出張など、短期滞在の場合は、目次から★の項目をどうぞ。
- ベトナムの電圧とプラグ(220V、Cタイプ)★
- 持ち込み候補の電圧(100V?100~240V?)をチェック★
- 変圧器(220Vから100Vへ)はベトナムで買える
- 変換プラグ(CからA)はベトナムでは不要★
- 日本?ベトナム?どっちの電化製品を使う?
- おまけ:充電池も日本から
ベトナムの電圧とプラグ(220V、Cタイプ)★
国によって、電圧とコンセントプラグの型はちがう。
- 日本は、電圧100V、プラグはAタイプ
- ベトナムは、電圧220V、プラグはCタイプ(Aタイプ、BFタイプもある)
結論を先に言うと...
日本からベトナムへの持ち込みの場合は、電圧は要注意だけど、プラグの型は気にしなくてOK。
持ち込み候補の電圧(100V?100~240V?)をチェック★
日本の電化製品を海外で使いたい場合、事前に電圧(V-ボルト)をチェックしてみよう。
- 製品の背面や側面、ACアダプターなどにVの表記がある。
- あれば、取扱説明書の「仕様」のページを確認。
だいたいの傾向としては...
スマホ、デジタルカメラ、PCなどのIT機器は、100~240Vでユニバーサル対応のものが多い。
100~240Vの電化製品は、電圧的にはほとんどの国で使える。
ゲーム機は、製造された時代による。
Nintendo Switchは100~240Vだけど、前の世代のWiiやニンテンドーDSは100Vのみだった。
一方、SONYのゲーム機は、PSPやPlay Station 3の時代から、100~240V対応。
IT機器で100V対応のものがある場合は、旅行用の小さい変圧器を、日本で一つ買っておくといい。
ベトナムでも、その他の海外へ旅行に行く時でも、便利。
ドライヤーやヘアアイロンは、普通は100V対応。
ベトナムや海外旅行で、いつでも携帯して使いたい場合は、100〜240V(海外対応)のものを選んで買っておくべし。
消費電力が大きいので、小さな変圧器では使えない。
ベトナムに住む場合に持って来たい、キッチン家電は100V対応が基本。
海外メーカーのフードプロセッサーも、100Vでびっくり。
当然、炊飯器、ホームベーカリー、ホットプレートなども100V対応が普通。
持ち込み候補に100V対応の家電があったら、 同時に、消費電力(W-ワット数)をメモしておこう。
変圧器を選ぶ時に、W-ワット数の情報が必要なので。
変圧器(220Vから100Vへ)はベトナムで買える
据え置きで使う変圧器は、日本で買う必要はない。
大きくて重たいし、ベトナムで買う方が安い。
大容量の2000VAで4,000円前後と、日本の半額程度。
変圧器の容量(W/VA)の選び方は?★
まずは、使いたい電化製品の消費電力(W-ワット数)を調べよう。
調べ方は電圧と同じ。
- 製品の背面や側面、ACアダプターなどにWやVA表記がある。
- あれば、取扱説明書の「仕様」のページを確認。
例えば、この製品なら、1100W。
消費電力に対して、変圧器で必要な容量は、電化製品の種類で異なる。
- モーター内蔵のもの(ドライヤー、掃除機など)や電熱機器は、消費電力の3倍以上。
- それ以外でも、連続で30分以上使用する機器は、消費電力の1.25倍以上。
...と言われている。
我が家の場合は、1100WのIH炊飯器やホットプレートを、2000VA(2kVA)の変圧器で使っている。
5年間無事だけど、これを採用するかは、自己責任でお願いします(^^;)。
ベトナムでの変圧器の買い方は?
ベトナムで買いやすい変圧器は、LiOAのダウントランス。
買う前には、LiOAのWebサイトで製品ラインナップを確認しよう。
買う時は、LiOA取り扱い店舗か、LiOAのショールームか、通販サイトのLazadaなどで探すといい。
Lazadaでは「bien ap lioa」で検索すると、候補がたくさん出てくる。
2000VAで、700k〜900kドン(約3,500〜4,500円)。
我が家で使っている変圧器は、2つ。
LiOAの型番DN0***のシリーズで、2000VA(2kVA)と1500VA(1.5kVA)。
1 phases low voltage transformer | LiOA
差し込み口は2つあるけど、使えるのは1つだけ。
100Vの方に差すべし。
我が家は、日本からたまたま持ち込んだ、コンセントカバーで120Vを封印!
これなら、いつでも迷わず100Vに差せる。
100V対応機器を、誤って120Vに差して使うと、電化製品が壊れる...。
くれぐれもお気を付けて。
変換プラグ(CからA)はベトナムでは不要★
ベトナムと日本とでは、コンセントの形状が違うけれど、ベトナム国内に限って言えば、変換プラグは不要。
ベトナムで流通しているプラグ型は、Aタイプ、Cタイプ、BFタイプで、最も多いのはCタイプ。
そして、ベトナムのコンセントのほとんどは、Aタイプ/Cタイプ兼用になっている。
日本のプラグもAタイプなので、そのまま差せる。
ベトナムでは、まれに、ユニバーサル対応のコンセントもある。
これなら、BFタイプも含めて、すべてのタイプのプラグが差せる。
スーパーに行けば、各種対応のマルチタップも簡単に買える。 (マルチタップのプラグはCタイプ)
これはA/C兼用。写真のもので約350円からとお手頃。
これはユニバーサル対応。写真の右のもので約700円。
ユニバーサルからCタイプへの変換プラグも、割と見かける。
変換プラグは、通販サイトのLazadaで「multi plug」で探した方が早いかも。
ベトナムの方が日本よりも、様々なタイプのプラグが出回っているので、この手のものも身近にある。
余談だけど、バスルームによくある「Shaver only」のコンセントは、本当にシェーバーくらいにしか使えない。
コンセントの形状云々ではなく、小電力用(20~50W程度)なっている。
ドライヤーは、部屋のコンセントに差して使おう。
日本?ベトナム?どっちの電化製品を使う?
人によって、使いたい家電は違うと思うけれど、我が家の場合で書いてみる。
日本から持って来てよかった電化製品
まずは台所周り。
我が家が持ち込んだのは、炊飯器、ホームベーカリー、フードプロセッサー、ホットプレート。
あえて言うなら、フードプロセッサーはベトナムでも大差ないかも。
他は、使いやすさ、機能の多さから、日本から持参してよかったと思っている。
特に炊飯器。
ベトナムの外国人向け物件は、家電付きが多い。
米食の国なので、当然、炊飯器も付いてるけれど、マイコン式のシンプルなものだったりする。
ベトナムでも、IH炊飯器を買うことはできるけど...
周りのベトナム人は、日本へ行った際に炊飯器を買って、ベトナムへ持ち帰っていた。
なので、日本から持ち込む方が、性能もコスパもいいのだろう。
IT機器は、なるべく持って来た方がいい。
ベトナムでも買えるけど、日本メーカーやApple製品の新品なら、日本で買う方が安い。
ゲーム機やタブレットは、本体さえあれば、ダウンロードでコンテンツが増やせるので、ぜひ。
ベトナムで買った方がいい電化製品
電化製品の対応電圧が100Vの場合、ベトナムで使うには変圧器が必要になる。
消費電力(W-ワット数)の大きいものは、重くて大きな変圧器が必要。
なので、移動させて使うものや、こまめにコンセントを抜き差しするものは、ベトナムで買った方がいい。
例えば、掃除機。
コードレスならともかく、いちいち変圧器と移動するのは超大変だろう(^^;)。
ドライヤーやアイロンなど、調理家電以外の電熱製品も、現地調達の方が使う時に楽だと思う。
そもそも家の備品として付いてる可能性もあるし。
どうしても日本から持参したい場合は、100〜240V(海外対応)のものを買っておくべし。
あとは、空気清浄機は、現地調達の人が多い。
フィルター交換など、定期的なメンテナンスが必要なものは、現地調達の方がいいね。
おまけ:充電池も日本から
家庭内の電化製品で意外と多いのが、電池を使うもの。
もちろんベトナムでも電池は買えるけど、分別回収がされてない(たぶん)ので、捨てづらい...。
日本から、単3/単4などのよく使う充電池と、充電器を持ち込むのがお勧め。
現地で使う、テレビやエアコンのリモコンも、電池だし。
子供のおもちゃも、けっこう電池だらけ(^^;)。
いちいち買いに走るより、充電池なら、便利&地球にやさしいので。
長文失礼しました。ご参考になれば、幸いです。
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