ハノイ駄日記

ベトナムの首都ハノイで、子連れで働き暮らしていた日々の雑記。

ベトナムの紫の山芋「Khoai mỡ」をハノイで食べてみた

とろろ食べたい。長芋短冊もよし。

ベトナムハノイでは、日本食レストランで、とろろを食べられるところはある。

けれど、家でも食べたい

お好み焼きやたこ焼きにも入れたい。

Webで調べた情報をもとに、ハノイで山芋を探してみた。

 

ベトナムの山芋をハノイで求めて

ハノイではリンラン市場(Cho Linh Lang)で扱っているお店があるとのことだけど、未確認。

会社で周りのベトナム人に聞いたら、市場で買えると言う。

そこで、近所の市場で探してみるも、どれだか確信が持てず。

f:id:zabon-inu:20210423011423j:image

ロッテやビンマートなど、スーパーでも探してみたけど、見当たらず。

 

あきらめかけたそのとき...

イオン・ロンビエンのスーパーで、発見!

f:id:zabon-inu:20210422233114j:image

茶色いコーナーに「Khoai」(ホアイ)=芋が3種類。

左のKhoai môn(ホアイモン)はタロイモ

f:id:zabon-inu:20210422233929j:image

右のKhoai sọ(ホアイソー)は里芋っぽく使える、小さいタロイモ

 

そして、Khoai mỡ(ホアイモー)が、探していた山芋

f:id:zabon-inu:20210422233955j:image

かなり大きいものが多いなか、長さ20cmほどのものをゲット。

f:id:zabon-inu:20210422234101j:image

約500gで、23kドン(約115円)。

 

Khoai mỡは、紫の山芋

さっそく、ホアイモーを使ってみよう。

ひげ根のある黒い皮を洗うと、うっすら紫が見えた。

f:id:zabon-inu:20210422234926j:image

さくっと切れば、鮮やかな紫

f:id:zabon-inu:20210422234922j:image

白と紫がまだらのびっくりカラーだけど、断面の繊維は長芋によく似てる。

 

とろろでいけるかな?

f:id:zabon-inu:20210422234929j:image

すりおろしてみたら、鮮やかすぎる紫の違和感(^^;)。

そして、ものすごい粘り

f:id:zabon-inu:20210422234911j:image

長芋よりも水分が少なくて、濃厚。

恐る恐る味見してみたら、味も、濃い長芋って感じ。

粉っぽさや泥臭さはなく、おいしい!

 

Khoai mỡで、いざ日本食

長芋の代わりに使って、日本食を作ってみよう。

まずは、縁の下の力持ちになっていただく。

f:id:zabon-inu:20210422234904j:image

たこ焼きの生地・60個分に、長芋の場合よりも控えめに、大さじ2杯程度入れてみた。

普通にくるくるいけたね。

f:id:zabon-inu:20210422234908j:image

かりっ、ふわっ、とろっでうまーい!

f:id:zabon-inu:20210425173956j:image

今度、お好み焼きにも、少しだけ入れてみよう。

あまった、おろしとろろ。

f:id:zabon-inu:20210422234918j:image

白だしを加えてみたけど、まだまだ粘りが強い。

たこ焼きプレートの端っこで、焼きとろろにしてみた。


f:id:zabon-inu:20210422235057j:image

f:id:zabon-inu:20210422235052j:image

かりっとモチモチで、うまーい!

派手な見た目に反して、優しい和の味(笑)。

これだけ濃厚だと、とろろの磯辺揚げにしても、上手にできそう。

 

さらに翌日。

山芋短冊で食べてみた。

f:id:zabon-inu:20210423001109j:image

短冊だと、紫のマーブルカラーも、綺麗。

おかかと、ちょっと甘めにめんつゆで、いただきまーす。

f:id:zabon-inu:20210423001106j:image

サクサクとろとろで、うまー!

 

残りは、白だしお酢で、浅漬け風にした。

f:id:zabon-inu:20210423002856j:image

ちょっと色が抜けた?

ぬか漬けや、梅酢で漬けてもおいしいだろうな。

だれか、作って売ってほしい。(他力本願)

 

Khoai mỡ(ホアイモー)は、ヤムイモでダイジョでウベ

Khoai mỡについて、更に調べてみた。

Khoai mỡ(ホアイモー)は、ヤムイモの一種。

f:id:zabon-inu:20210423004908j:plain
f:id:zabon-inu:20210423004911j:plain

ヤマノイモヤマノイモダイジョ

日本でとろろ芋として使われている、長芋や大和芋などは、同科同属の別種

ダイジョ - Wikipedia

和名は、ダイジョ(大薯)、デンショ(田薯)、沖縄山芋台湾山芋こうしゃまん奄美方言>など。

日本でも、沖縄や奄美で採れるらしい。

 

英語名は、Purple yam(パープルヤム)、Water yam(ウォーターヤム)。

フィリピンでは、Ube(ウベ)と呼ばれている。

...

ホアイモーは、ウベだったのか! 

フィリピンの方のブログで何度も見たけど、同じ芋だと思わなかった。

www.happykanapy.com

フィリピンでは、アイスお菓子パンなど、いろいろなフレーバーに使われているよう。 

 

ベトナムでの食べ方は、Canh khoai mỡ(カイン ホアイモー)と言って、すりおろしてスープにするそう。

www.dienmayxanh.com

 

ホアイモーは、長芋よりも水分が少なく、粘りが強く、味が濃厚でおいしい。

日本のとろろ芋のように使える。

f:id:zabon-inu:20210423011153j:plain
f:id:zabon-inu:20210423011156j:plain

またぜひ食べたい。

次は磯部揚げかな? それとも出汁で薄めてとろろ汁?

近くの市場やスーパーで見つかるといいな。

 

11月頭に、ハノイ白い山芋も発見!よろしければこちらも。

zabon-inu.hatenablog.com

 

↓ランキング参加中。クリックしてくれるとうれしいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ ハノイ情報へ