ハノイ市:在留邦人向けワクチン接種と体験談(2021)
【9/25更新】接種と副反応についても、体験談を追記しました。
ベトナム・ハノイで、日本人医師常駐の病院で、アストラゼネカの接種を受けた。
ワクチン接種前に準備したこと、おおまかな接種の流れ、接種後の副反応について、書いてみる。
- ベトナムで使用されているCovid-19ワクチンは?
- ハノイ市:在留邦人向けのワクチン接種に行くには?
- コロナのワクチン接種前に準備したもの
- 実際に接種を受けてみてどうだった?
- アストラゼネカ接種後の副反応は?
- 予約だけでもお早めに!
※2021/9/25時点の情報です。ベトナムでの新型コロナワクチン接種の最新情報は、在ベトナム日本国大使館や外務省 海外安全ホームページなどのWebサイトでご確認お願いします。
ベトナムで使用されているCovid-19ワクチンは?
在ベトナム日本国大使館の働きかけで、ハノイ市とホーチミン市では在留邦人向けのワクチン接種が始まった。
ワクチンの種類は、日本生産のアストラゼネカ。
この事業ではなく、ベトナム各地域でワクチン接種が受けれられるけれど、日本で使用されていないワクチンも含まれている。
【2021/9/25時点】ベトナムで使用許可されているワクチン:
今後、ワクチンパスポートなどどうなるかわからないけど、接種を受けるなら、日本でも「接種完了」扱いになるワクチンがいい。
できれば、ファイザーかモデルナがよかったけど、我が家は、日本人医師常駐の病院でアストラゼネカを接種することにした。
ハノイ市:在留邦人向けのワクチン接種に行くには?
実施期間は、2021年9月から11月中旬まで。
1回目からでも、2回目だけでもOK。
対象者は、18歳以上。日本国籍所持者。外国籍の人は、日本国籍所持者の配偶者、子まで。
ハノイ市以外の在住者もOK。(移動制限があるうちは利用が難しいだろうけど...)
実施病院は、日本人医師常駐の3箇所。
- さくらクリニック(タイホー区)
- Family Medical Practice(バーディン区)
- Raffles Medical(タイホー区)
詳細は、大使館の情報(https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/vaccine_hanoi.html)の通りだけど、ポイントだけ簡単に。
- 抗原検査と接種費用は無料。(副反応および健康被害が出た場合の治療は有料。)
- 病院への予約は自分で。各病院の予約用Webサイトから。
- 事前の陰性証明はなしでもOK。
あれば持参、なければ当日に病院で検査。 - 交通手段は自分で確保。(病院によっては送迎有り?)
自家用車がない場合は、Mai Linhタクシーを電話予約(ベトナム語のみ。電話番号:024 38 333 333)。 - 事前に書類の印刷&記入が必要。(事前印刷が難しい場合は、病院で用紙に記入。)
ベトナム語でのタクシーの予約や、プリンターがない場合の印刷/コピーは、もし可能なら、レジデンスのレセプションにお願いするのがいいと思う。
コロナのワクチン接種前に準備したもの
アストラゼネカのワクチンの主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、倦怠感、疲労、寒気、発熱など。
発熱対策と、自炊がしんどいときに食べるものを用意した。
副反応の発熱や腫れの対策
パラセタモール(アセトアミノフェン)の解熱鎮痛剤。
病院でも希望すれば処方してもらえるけど...
ベトナムのローカルの薬局で簡単に買える。
これは日本から持参していたものだけど…
柔らかい氷まくらと、接種箇所が腫れた時用に、貼る冷却シート。
発熱時の水分補給に、ポカリスエット。
ベトナム生産品が、500mlで14k前後(70円前後)と安く買える。
食欲がない時用の食料
ベトナムのインスタントのお粥。
フリーズドライのお粥に、別袋で粉末スープがついてる。
粉末スープはお肉系のしっかり味が多い。
食欲に応じて、白粥にしてお好みのふりかけなどで食べても良し。
ヨーグルトや、フルーツゼリーや、フルーツジュース。
ゼリーやジュースは、日本からの輸入品もある。ちょいリッチだけど。
あとは、あまり日持ちしないけど、バナナも買おうかな。
食欲がある時用、子供用の食料
カップラーメン各種。
...上の3つは、それぞれ200円以上。
「ひなた屋弁当」の冷凍レトルト総菜。(Capichiからデリバリー可能。)
さば味噌、鶏照り焼きなど、いろいろある。
いつもの作り置き各種。
緑黄色野菜は、小松菜煮びたし(冷蔵)と、ゆでオクラ(冷凍)で。
あとは、野菜スープ(冷蔵)と、炊き込みご飯(冷凍)でも作っておこうと思う。
...と思いつく限りの準備をしながら、心を落ち着けた。
なんか、普通の発熱なら、事前にこんなに備えている時はないので、不思議な気分(^^;)。
実際に接種を受けてみてどうだった?
接種可能な3つの病院は、どこも在住日本人にとっては馴染み深く、我が家も3院ともに何度もお世話になっている。
どこにしてもよかったんだけど、病院から案内メールが届いた、「さくらクリニック」にした。
Mai Linh以外のタクシーは休止中。
移動は、会社の車を出してもらった。
到着したら、まずは屋外の待合いスペースへ。
予約時間より早めに着いたけど、特に混みあうこともなく、スムーズだった。
まずは屋外で抗原検査。
検査の結果を待つこと、約15分。その間に書類を渡して、確認。
無事に陰性で、ほっと一安心。
結果が出たら、書類を持って、院内へ。
血圧測定してから、医師の問診を受けた。
その後、部屋を移動して、ワクチン接種。
接種前に、ワクチンの種類と有効期限を確認。
すべて、日本語で案内してもらえるので、安心。
接種自体はさくっと終わり、その後、屋内の待合室で、30分待機。
希望者は、解熱剤など薬の処方を依頼できる。
特に、体調に変化はなく、無事に接種証明書をゲット!
病院に着いてから、一時間足らずで終わった。
帰宅後、早速2回目の接種も予約した。
アストラゼネカ接種後の副反応は?
アストラゼネカのワクチンの主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、倦怠感、疲労、寒気、発熱など。
予約してから知ったんだけど、1回目の方が副反応が強い傾向。
結論から言うと、私の場合は、1回目の接種では寒気以外全部出た。発熱は、最高で38.6度。
接種した当日は…
- 数時間は元気で、食欲もりもりだった。
お酒が飲めないのを残念に思ったくらい。 - その後、5時間後くらいから、なんとなく頭が重い気がしてきた。
合わない鼻炎薬を飲んだ時と、似た感覚。 - そして、7時間後くらいから、身体がだるく、腕がだんだん腫れてきた。
体のだるさで、当日の夜は熟睡できず。
翌日は、終日で発熱。
- 明け方4時に、熱を計ったら、38度。
- 解熱剤を飲むと少し熱が下がったけど、最高で38.6度まで上がった。
- 接種部位の腫れがひどくなり、腕を動かすと痛い。
夜になっても熱は下がらなかったけど、この日は、幸い熟睡できた。
二日後には、発熱も頭痛もなくなった。
- 身体はだるい。食欲は復活。
- 前日の高熱の影響か、少し動くとめちゃくちゃ疲れる。
- 接種部位は、動かしたり、触ると痛い。
この日も、動けずにごろごろしていた。
三日後、だるさもだいぶとれた。
- けれど、少し動くと疲れる。
- 接種部位は、まだ赤くて、痛痒い。
この日も、大事を取って、ゆっくりした。
調子が戻ったのは、四日後くらいからだった。
一週間経って、今では身体に違和感なし。
ちなみに、夫は、翌日のお昼過ぎから発熱したけれど、その日中に下がった。
腕の痛みは強かったけれど、倦怠感はそこまでひどくなかった。
予約だけでもお早めに!
移動手段や副反応など、いろいろ心配はあると思うけれど...
もし接種の意志がある場合は、なるべくすぐに予約しよう。2回目分まで。
1回目がまだの人は、なるべく9月中に1回目接種を。
って、在ベトナム日本国大使館がお願いしてます。
https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/vaccine_hanoi.html
せっかく実現した、在留邦人向けのワクチン接種。
実施期間は、2021年11月中旬まで。
ベトナム国内のワクチンが不足している状況下で、無駄を出さずに、有効に活用させてもらおう。
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