ベトナムのふかふか肉まん「バインバオ」の定番を食べてみた
ベトナム・ハノイの街のあちこちで見かける、肉まんこと、Bánh bao(バインバオ)。
肉だけじゃなく、甘い餡の入ったものもある。
ベトナムの軽食の定番、バインバオについて徒然に書いてみる。
ベトナムでも肉まんは大人気
ベトナム語で、肉まん的な小麦粉の皮の蒸し饅頭は、Bánh bao(バインバオ)と言う。
Bánh(バイン)は粉もの全般を指す言葉で、Bao(バオ)はおそらく「包」だろう。
バインバオは、ベトナム・ハノイのいろいろなところで売られている。
街では、露店で鍋やせいろでふかされている。
コンビニにもある。
日本のコンビニと同じように、レジ前の温ケースに、ほかほかの肉まん。
お値段は、5k~27kドン(約25~135円)。
定番は、ひき肉にうずらや塩卵が入ったものや、チャーシューまん。
コンビニっぽい、竹炭?の黒い皮に、チーズ餡のものも。
甘い餡は、紫のタロ芋、塩卵カスタード、カスタード。
スーパーの冷ケースにも、肉まんがいろいろ。
一個売りの大きいものも、少し小さめでたくさん入ったものもある。
定番は、ひき肉に卵入りや、チャーシュー。
餡が入っていないものもある。
チョコ生地がうず巻きになったものや、ココナッツ風味のもの。
こちらは赤や緑のうず巻き生地でカラフル。
甘いもの部門がバラエティ豊か。
紫の皮と餡のタロ芋まん、黄緑の皮と黄色い餡の緑豆まん。
カスタード系も人気。
変わり種で、見た目もカボチャなカボチャまんもあった。
オレンジベースに緑の筋の入った皮が、すごくカボチャっぽい!
餡なしや甘い方は種類豊富だけど、しょっぱい方はわりと保守的。
小豆のポジションは「緑豆」(ムング豆)が総取り、紫と言えば「タロ芋」なのは、ベトナムの他の食べ物でもあるある。
露店で定番の肉系バインバオを食べ比べ
いろんなバインバオがあるけれど、定番のお肉系が食べたい。
朝、市場近くの露店へゴー。
バインバオの鍋がかわいくて好き。
写真がないけど餡なしのバインバオは、この鍋の蓋と同じ形をしている。
奥にちょっとだけ、餡なしバインバオ見えてるかな?
今日は、肉餡のバインバオを購入。
ひとつ、10kドン(約50円)だった。
ほかほかのバインバオ、いただきまーす!
さて、中身は…
うずらの卵2個入り。
お肉の部分は、豚ひき肉、木耳、春雨、エシャロットの餡。
皮がふっかふかで、ほの甘くて、うま~。
肉餡は塩胡椒味で、やや薄味。
ベトナムの大豆醤油をちょこっとかけたら、ちょうどよかった。
さて、別の日。
先日の露店の向かいにある、別の露店で購入。
こっちはメニューがあるね。
12kドン(約60円)の塩卵入りをくださいな。
うずら入りと見分けやすいようにか、てっぺんが黄色くなってた。
こちらの中身は...
アヒルの卵黄の塩漬け、そして腸詰の薄切りが入ってる。
お肉の部分は、豚ひき肉、木耳、春雨、エシャロットの餡。
ほかほかの皮は、しっかり食べ応え有り。
お肉の部分も塩胡椒とヌクマムで味がしっかりついてるな。
卵黄と腸詰も一緒に食べると、パンチがあって、うま~。
餡は型がしっかり決まっているけど、味付けはお店によってけっこう違うものだな。
餡なしも売るだけあって、どちらも皮自体もとってもおいしかった。
甘い方の定番、紫のタロ芋まんも食べてみた
またまた別の日。
種類豊富な露店で、紫のしましまのバインバオを買ってみた。
ベトナムの甘い肉まんの定番、紫のタロ芋まん。
朝買ってきて、お昼前に蒸し直し。
半分に切ってみれば、中身は紫の柔らかめのタロ芋餡。
ふかふかの皮に、餡が優しい甘さ。練乳入ってる?
普通の肉まんと交互に食べれば、しょっぱい甘いでたまりませんな〜。
おわりに
ベトナムのBánh bao(バインバオ)は軽食に人気の、肉まん。
露店、スーパー、コンビニなどで気軽に買える。
肉の餡のものは、うずらの卵や、アヒルの卵黄の塩漬けが入ったものが定番。
塩胡椒やヌクマムで味付けされていて、ひき肉餡に木耳やエシャロットが入るところが、ベトナム流。
中華の肉まんとも、日本の肉まんとも一味違うけど、皮自体がしっかりしていておいしい。
同じような肉の餡を、プルプルの米粉&タピオカ粉のお餅でくるんだ「バインゾー」もある。
どちらも、軽めの朝ごはんや、小腹がすいたときのおやつにぴったり。
機会があれば、お試しあれ。
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