ベトナム料理と言えばの、フォー。
だいぶ前に、近所でフォーボー(牛肉のフォー)をマンベーしたけど、まだ書いてなかったことを思い出した。
フォーボーの実食体験と合わせて、フォーボーに関することを調べてまとめてみる。
フォーボー専門店でマンベー
ハノイやナムディンなど、ベトナム北部発祥と言われている、フォー。
牛肉のPhở Bò(フォーボー)と鶏肉のPhở Gà(フォーガー)がある。
この日は、朝しか営業していない、近所のフォーボー専門店へ。
けっこう客席が多いけど、いつもにぎわっているので、期待。
メニューは…
よくわかんない(^^;)けど、半生の牛肉のフォーがいいな。
店頭の生の牛肉を指さして、注文。
熱々のスープでお肉をさっとゆがいてくれた。
今日はマンベー(Mang về - 持ち帰り)で。
ベトナムの持ち帰りは、容器なしの袋入りで、バイク仕様のぶら下げ式。
袋を安易に置いたらオワル…。
半生牛肉のフォーと揚げパンで、35kドン(約175円)。
久しぶりのフォーボーを実食!
スープを丼にあけて…
麺から先に入れるべきだったな(^^;)。
ひやひやしながら、なんとか麺も入れて、盛り付け終了!
いただきまーす。
スープ、うまっ!
牛骨の出汁と、ほのかな甘み、青ネギなど香草の香りに、奥に感じる八角やシナモンやクローブ的なスパイスの香り。
麺は柔らかい、米粉の平麺のPhở(フォー)。
フォーは、普通は生麺を食べるので、コシがゼロ。
スープと合わさって、ふわっとおいしい。
半生牛肉は、柔らかくて、お肉の旨味もしっかり。
チャイン(ベトナムのライム)を絞れば、味がしまって、なお良し。
チャイン汁の入れ方は、地元ベトナム人がやってた方法を、真似。
れんげに絞って、種が入らないように、丼のふちから汁だけ入れる。
揚げパンも入れれば、油っけが加わって、またうまし。
スープを吸った揚げパンもおいしい。
ブンの方が好きって言って、ごめん。
フォーボーもやっぱりおいしいね。
特にスープが、簡単には作れない感じがする。
フォーボーのメニューや香草について、まとめてみた
フォーボーのメニューの見方
よくわからず、これまでスルーしていた、フォーボーの種類。
異なる3つのお店のメニューを見比べてみると、共通する言葉がある。
ひとつずつ調べてみたら、基本的には、具の牛肉の種類だった。
まずは、全部に書いてあった、Tái(タイ)とChín(チン)は薄切り肉で火の通し方のちがい。
Sốt vang(ソッヴァン)はワインソースと言う意味。
その他は、煮込まれた牛肉で、部位を表す言葉。
フォーボーのメニューの見方を一覧で書くと...
- Tái(タイ):半生の薄切り肉
- Chín(チン):よく火を通した薄切り肉
- Bắp(バップ):煮込みスネ肉
- Nạm(ナム):煮込みバラ肉
- Gầu(ガウ):煮込み肩バラ肉
- Sốt vang / Xốt vang(ソッヴァン):ワインソース(ビーフシチュー風)
タイ・チンとか、タイ・ナムとか、複数のお肉を乗せることもできる。
フォーボー専門店では、スープは一種で、具の牛肉を複数置いてる。
ただし、Sốt vang / Xốt vang(ソッヴァン)と言って、ビーフシチュー風のスープを提供する店もある。
私は食べたことないけど、↓こういうものらしい。
...ふう。メニューの謎が解けた。
問題は、次にフォーボーを食べるときまで覚えていられるか、だな(^^;)。
ハノイのフォーボーの香草は?
日本でフォーと言うと、別皿で山盛りの香草が提供されるイメージ。
けれど、ハノイのフォーボーは、香草があらかじめ入ってる。
複数の香草をみじん切りにしたものを、麺の上に乗せて提供するスタイル。
香草の内訳は…
メインは、青ネギ。青いとこも白いとこも。
他の香草は少しずつ。
お店によって微妙に違うけど、だいたいは、パクチー、ノコギリコリアンダー、バジル、ミントなど。
オニオンスライスやもやしは、あまり見たことがない。
ベトナム南部では、香草は別皿で、もやしなども含めて、もりもりに入れるようだ。
日本で見かけるフォーは、南部のスタイルに近いのかも。
おわりに
ハノイのフォーボーはかなりシンプル。
牛肉を食べるための料理らしいよ。
まさにそんなフォーを食べたければ、「Phở Gia Truyền」(フォーザーチュエン)がお勧め。
もう一つの有名店、「Phở Thìn」(フォーティン)は、炒め牛肉のフォー(フォーボータイラン)で、とてもおいしい。
フォーティンは、日本にも正式なのれん分け有り。
機会があれば、お試しあれ。
...さんざん書いてみたけど、私も有名店以外であまり食べたことがない(^^;)。
ハノイには、知る人ぞ知るな牛フォーもあるんだろうな。
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