8月下旬、ロックダウン下の快晴の市場へ
ハノイの夏は5月~10月で、6月がピーク。
8月は雨量が増え、30度台前半の日が多くなる。たまに40度近い日も。
今年2021年は、新型コロナ対策のロックダウンで、7月末からほぼ巣ごもりだけど…
久しぶりに、近所の市場へ行きがてら、太陽を浴びてきた。
気付けば8月が終わっていく…
来年の春に帰任予定の我が家。
ハノイで過ごす、最後の夏。
けれど、ロックダウンで外出もままならない。
あまりに外出しなさすぎて、天気に鈍感になっていたけれど...
最近は、雨が増えてきた。
雨は夕方に降ることが多く、 どばっと短時間で降る。
雨が降った翌日は気温が下がる。
この日の朝は気温29度、体感温度36度。
夏のピークをすぎて、日陰はかなり過ごしやすい。
大気汚染がひどいハノイではめずらしい、抜けるような青空。
雨の後なのと、ロックダウンで経済活動が減っているからかな。
今日はすごく久しぶりに、近所の市場へ買い出しへ。
外へ買い物に出たのは、約10日ぶり。
ひと気がなく静かな街で、緑がきれいだけど、なんだか切ない。
静かになってしまった裏路地
露店でにぎわっていた裏路地は、がらーんとしていた。
社会隔離開始直前の7月中旬は、にぎわいを少し取り戻していたのに。
多くのお店は閉まっていて、いつもオクラを買っていた露店もいない。
7月中旬は、行商が集っていたのが夢のよう。
食料品など「必需品」と認められた店舗だけが、細々と営業していた。
パイン屋は、また品を変えて、ココナッツ屋に。
このロックダウンで、飲食店は料理の提供ができない。(持ち帰りやデリバリーもNG)
芋茎入りのブンモックのお店は、八百屋をやっていた。
多くのお店で、ソーシャルディスタンスを保持するために、店の前にロープなどを張っていた。
簡易屋台のようなブースは、ずーっと封鎖されたまま。
ビニールシートの幕には、品物と電話番号が書かれている。
「電話くれたら、持っていくからね。」ってことだろう。
商売人たちは、長引くロックダウンでどう生活しているんだろう…。
検問を超えて表通りへ
野菜や果物を買いに、市場の中心地の表通りへ。
市場エリアの入口には検問が設置されていた。
検問以外の路地はこんな感じで封鎖。
朝の買い物のピーク時間は過ぎていたからか、検問で何もチェックされなかったけど(^^;)。
がらがらの街に、太陽の白い光がまぶしい。
表通りも露店はなく、 営業しているのは店舗のみ。
みんな、ロープの外から口頭でほしいものを注文。
私のように、ベトナム語を話せない外国人にはハードル高いなあ。
この洋服屋は店頭で食料品を販売。
生麺のフォーやブン、揚げパン、チャーカー、お供え用のおこわ…
もとは、ビニールシートで封鎖されたエリアで売っていたものが多いな。
店舗の店先を別の商売人に貸してるのかな?
さて野菜を買おう。
ロープでこれ以上近付けない…。
スマホで、ほしい野菜の写真やベトナム語名をお店の人に見せて、なんとかゲット。
別のお店で果物も。
梨やざくろや柿もあるけど...今日はマンゴーがいいな。
この距離からマンゴーを指さして、お店の人に「ソアイ、ハイクア(マンゴー、2個)。」と言ってみたけど…
左隣のドラゴンフルーツと勘違いされた。
ドラゴンフルーツは「タインロン」。
文字数すら合ってないけど、どんだけイケてないの、私のソアイの発音(^^;)。
ベトナム語の名称を覚えても、正しく発音できないと、あまり使えない…。
おわりに
買い出しの戦利品はこちら。
レジデンス内のミニマートで買えないものを中心に、ゲット。
他にもお店を周って、タケノコの水煮やひき肉などもゲット。
久しぶりの外出で見た街は、多くの店舗が閉まっていたけれど…
路上飼いのしゃもや鶏は元気。
花は色鮮やかで。
夏の日差しと緑はきれいだった。
静かできれいで。
きれいすぎて寂しい。
在りし日のにぎやかな市場が恋しい。
こんな「日常」はいつ帰ってくるんだろう…。
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