おうち餃子で、5年前のハノイ生活を思い出す
2016年の3月に来越して、今年でベトナム・ハノイ生活6年目。
コロナ禍以来の、日本へ帰ってない期間は丸2年を過ぎた。
久しぶりに餃子を作っていたら、ふと...
「いつの間にか、ハノイでも気軽に餃子を作れるようになったなあ。」
と思ったので、徒然に書いてみる。
餃子の材料、入手しやすくなったなあ
ハノイの日本食レストランでは、だいたいどこでも餃子を食べられる。でも、おうち餃子は別腹。
来越した2016年頃は、一時帰国の機会に、餃子を作って食べるのを楽しみにしていたけれど…
いつの間にか、ハノイでも気軽に焼き餃子を作れるようになった。
豚のひき肉。今はスーパーでも普通に買える。
2016年頃は、普通のスーパーではブロック肉しか見かけなかった。
ひき肉が欲しければ、
「市場でThịt xay(ティッ サイ)って言えば、お肉を細かく叩いてくれる。」
って、聞いたけど…
いや、無理っす。って思ったね。
市場は、注文も価格交渉も全部ベトナム語。
市場へ行く勇気すら、当時はなかった。
白菜は、2016年頃はあまり一般的じゃなかった。
たまに見かけても、細長い白菜。
これは、煮込んでも柔らかくならない品種。炒め物にはいいんだろうけど。
ここ数年で、日本のものと近い味の白菜を、あちこちで見かけるようになった。
最近は、市場でもこの種類の白菜を普通に見かける。
一気にメジャーになった印象。
ハノイで初めてこの白菜を買えたときは、鍋にして、「柔らか~い!」って感動したな。
ニラは… 以前からある。
日本のものよりも、短くて葉が薄く、火を通すとへにょへにょになるけど筋っぽい。
日本の肉厚だけど、歯切れのいいニラが恋しい。
でも、風味はニラそのものなので、助かる。
うちの餃子はニンニクは入れない。豚ひき肉、白菜、ニラ、生姜。
調味料は醤油、塩、砂糖少々、ごま油で、隠し味に味噌。
味噌や醤油は、日本食材店で入手。
今は日本食材店が増えたけれど、5年前はほぼあくるひだけが頼りだったな。
そして一番ネックだったのが、餃子の皮。
日本食材店でもたまに売っていたけど、日本からの輸入品で高価なうえに、冷凍状態によっては皮がくっついていて使いづらかった。
これまた、
「ハノイ旧市街のLương Văn Can通りの29番地周辺で、餃子の皮が安く買えるよ。」
って聞いたけど…
当時の家は、旧市街までけっこう距離もあり…。
他にも買い出しをしたい週末に、餃子の皮だけ買いに行く気力はなかったな。
今は、日本食材店自体も増え、餃子の皮が買いやすくなった。
今回初めて使ったけど、これがすごくよかった!
ハノイ商店でゲットした、Edelweiss(エーデルワイス)の餃子の皮。
冷凍だけど、薄くてもちもち!
これ以外なら、K-Marketで買える、韓国の餃子の皮の小さい方がお勧め。
今日は、半分を紫蘇餃子にしよう。
ベトナムの紫蘇は、表が緑、裏が紫。
日本のものに比べると、固くて香りが弱め。
まあ、今日は焼くからいいや。ひと袋7kドン(約35円)だったし。
ここ数年で、日本のものに近い紫蘇も、買えるようになったのはありがたい。
さかな屋hanoiや富分などで買えるから、生で香りを堪能したいときはこっちを使ってる。
いつもの餃子に、ささやかな試みを
今日もいっぱい作って、半分は冷凍するぞー!
いつもは一個ずつ包むけど、「きのう何食べた?」の真似して、先に皮を並べて餡を乗せてみた。
この方が、同じ作業を連続してできるから、楽!
75個。いつもより、少し早くできた気がする。
いつも、餃子は、日本から持参のホットプレート(要・変圧器)で焼く。
調理家電の類は、日本から持参して本当によかった。
餃子を羽根付きにするのに、いつもは、さし水に片栗粉を適当に入れてたけど…
真面目に調べて、水150mlに薄力粉大さじ1でやってみた。
蓋をして、3分ほど蒸し焼き。
蓋を取ると… こんなドロドロで大丈夫かな?
しばらく水分を飛ばして、最後にごま油をたらして...
空飛べそうな羽根ついたー!
ビアをプシュッとして、いただきまーす!
熱い!でも、うまーい!
うちは餃子の日は、ひたすら餃子だけ食べます。
途中で、なんちゃって氷結にお酒を変えつつ…
焼き立てをもりもり食べられるのは、おうちならではだよね〜。
海外志向強めでもない我が家が、日本に気軽に帰れなくなってもやっていけてるのは...
食べたい日本食を家で再現できる環境だからだな。
いろんな野菜を作ってくれてありがとう。
日本食材を売ってくれてありがとう。
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